山田悠介『×ゲーム』(幻冬舎)

×ゲーム (幻冬舎文庫 や 13-6)×ゲーム (幻冬舎文庫 や 13-6)
山田 悠介

幻冬舎 2007-08
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英明は小学校時代に仲間4人で同級生の蕪木鞠子に対していじめを行っていた。
「×ゲーム」と称し、いじめの内容を書いたクジを箱に入れ、それを引いては書いてあることを実行する-。
ある日、英明は鞠子に告白する、という×ゲームを引き当てていた。
それから12年。
突然、彼らの前に現れた鞠子は壮絶な復讐を始める・・・。


あらすじを書いていて思ったのは、先ず、山田悠介さんじゃなきゃ、読まない、ということ^^;
山田悠介作品は文庫化したものについては『リアル鬼ごっこ』をはじめ、すべて読んでいるのですが、「面白そう」な雰囲気は持っているのに、なかなか…「面白」くない…。。。
それでも、読む私は一体…。
文芸社さん(山田悠介さんのデビューした出版社)の営業さんがいいひとやからやったりして…(笑)
文章に関しては、読みやすくなってきています、かなり。

ただ、今回の作品は設定自体があまり好きではなかったのもあり、もうひとつ。

物語の進め方はいつも通り??

全体的に山田作品に関しては私は、登場人物に感情移入できない。
こういう内容のお話にはつきものなのかな。
復讐を肯定するわけではありませんが、ちょっとはやり返されれば?と思ってしまうくらいのキャラクタたち。
12年も経っていて、全く、いじめに対して反省の色もないので…。

いじめ自体には無関係の、別に性格も悪くはなさそうな英明の恋人・理香子は一番かわいそうでした。
彼女がされた×ゲームに鳥肌が∑
い~や~~><

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山田悠介『親指さがし』(幻冬舎)

4344407172親指さがし
山田 悠介

幻冬舎 2005-10
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V6の三宅くん主演で夏に映画化。
単独主演、すごい!
頑張ってほしいです。


我が家では何故か毎週深夜『着信アリ』を欠かさず、観ています。
でも、何気に私は怖がりです。
怖いシーンでは主人公が「キャー!!」、私は「ひぃー!!」となっています。
家族にはうるさがられ、トイレには行けず・・・なのに、山田悠介さんの本はまた読んでいます。
文庫になったらついつい手を出してしまうのです><


”親指さがし”というゲームを試みたばかりに同級生の由美が行方不明になってしまう。
失踪から7年が経ったのをきっかけに当時いっしょにゲームをした武ら4人は謎の解明に挑むのだが・・・。


このゲーム?のやり方はみんなでぐるっと円を作って、隣のひとの左手の親指を隠す。
そうすると、幽体離脱して、とある別荘の中に意識が移動する。
その別荘で昔、バラバラにされて殺された女性がいたのだが、その時に左手の親指だけが見つからなかった。
親指を見つけることが目的。
禁止事項はひとつ。
背後から肩をぽんぽんと叩かれる。しかし、後ろだけは何があっても振り向いてはいけない・・・。

ちっちゃい頃にありそうな噂話をもとに、事件が起こるのですが、私は絶対やりません、こんな怖そうなゲーム!
こんな話聞いたら余計にやらない!!
と、怯えています。

さらっと読んで、怖がって。
(私の場合)十分ホラー小説のモトは取れているのかな、とも思うのですが、相変わらず、山田さんの作品はどうもお話がうまく行過ぎているようで、う~ん><
謎の解明がスムーズ。


なぜか、箕輪スズが途切れようとしない。
まるでスズがそうさせているかのようだった。

(本文より)

へ~・・・それでスムーズなんだ・・・。

*ツッコミまくりですが、気になる作家さんのひとりですので、これからもチェックはしていきたいところ。
”あらすじ”読むと、「面白そう」とひかれてしまう。。。


追記。
うちは巻末の”解説”もきっちり読んでいるのですが、この本の解説はもうちょっとばりっと書いて欲しかったな。
文章を書く方としては、少し雰囲気を変えたこの解説は面白くできているのかもしれないけれど、山田さんの小説のみを真面目に論じているのを読んでみたかった。
文体に惑わされて、もう一編お話を読んでいるような感じで、本編読後はちょっとテンションがついていけなかった・・・情けない...ρ(..、)
も一回解説、読み直してみよ。

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山田悠介『ベイビー@メール』(角川書店)

4043792018@ベイビーメール
山田 悠介

角川書店 2005-07
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山田悠介さんの本は相変わらず、文庫になると買ってしまう、、、

奇妙な女性の遺体が続けて見つかるという事件が起こる。 彼女たちのそばには切り取られたへその緒がいっしょに残されていた。 そして、さらなる共通点が見つかる。 彼女たちは皆、死ぬおよそ一ヶ月前に「ベイビーメール」という送信者不明のメールを受け取っていたのだ。 雅斗の恋人・朱美にも同じメールが届いてしまい・・・。

他の作品(すでに文庫化されているもの)に比べると、流れ的には読み易く感じました。
「あ、ホラー(?)の方がいいのかも!」って。
ただ、原因究明に乗り出してからラストまでの過程が強引な気がしました。
「えっ、えっ、トントントーンと進むんや!」と、焦り。
私は怖い話が非常に苦手なので(でも、買う)しばらく、携帯にびびる日々を送ることに。
鳴ると、肩がビクッとしておりました…(笑)

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山田悠介『Fコース』(幻冬舎)

4344406680Fコース
山田 悠介

幻冬舎 2005-06
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『Aコース』に続く書き下ろし第二弾。
仮想現実世界の中に入り込むアトラクション「バーチャワールド」。
智里は幼なじみの瑠華たちと4人で新作の「Fコース」を選択し、ゲームを始める。
「深夜の美術館から敵に捕まらずに絵画を盗み出すこと」-敵をくりぬけ、絵画を探し回るのだが…。


山田悠介さんの本はいつも帯や背表紙のあらすじを見て、「どんなお話か気になるー!」という気分になってしまいます。
ただ、現在のところはデビュー作『リアル鬼ごっこ』を含め、文庫しか購入したことはありません。
正直、『リアル鬼ごっこ』は読んでいて、「読みにくい」と初めて感じた小説でした。
アイディアは面白い、それは思いますし、手についつい取ってしまう作家さんではあるのですが…。
ので、今のところは文庫本のみチェックさせて頂いています。

『Fコース』は『Aコース』よりもストーリーにひねりが効いていました。
「おぉ!」って思いました。
でも、ラストがもうひとつ…。
ラスト前に「おぉ!」って感じた私の気持ちは何処へ…となってしまいました。

智里たちが盗もうとしている絵画がバッジスというひとが作者の「手をつなぐ二人」。
芸術方面もあまり詳しくないもので、この画家が実在するのかもわからないのですが、Yahooで検索しても出てこなかった。
架空の人物なのかな??
ラスト前の「おぉ!」以外にも、私はこの画家のプロフィールに関する部分が妙にリアルに感じました。
バッジスという画家の悲劇的ともいえる人生、そこにさす光。
彼の絵画を眺める千里に感情移入してしまいました。

いつか、山田さんの全く違うジャンルのお話も読んでみたいな。

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