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森博嗣『探偵伯爵と僕』(講談社)

探偵伯爵と僕―His name is Earl (講談社文庫)探偵伯爵と僕―His name is Earl (講談社文庫)
森 博嗣

講談社 2008-11-14
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ミステリーランド版が出た時から気になりつつ、文庫化を待っていた1冊。
主人公は小学生。
文体はいつものように難しい理系用語などは出てこない。

ある日、主人公は“伯爵”と名乗る男に出会う。
謎めいた伯爵とひょんなことで友達になる。
そんな中、主人公の学友が1人、いなくなった。
神隠し?
誘拐?
いや、殺人。
徐々に姿を現す事件の暗い形相。
児童文学のようだった作品、いきなり、すぅっと空気が変わる。
小学生と、殺人事件が交錯する。
伯爵は何時の間にやら色々と調べており、主人公もいつの間にか事件の核に触れようとしていた。

そして、事件の終末。
明かされる、伯爵の素性、思わず、ほろっときた。


…それで終わらないあたり、さすが森ミステリというか。
すとんと着陸したはずの地面がふわふわの泡に変わってしまった。

やーい、油断したな。
と、森さんに思われている気がした。


↓ミステリーランド版はこちら。

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森 博嗣

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↓ノベルス版はこちら。

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Comments

この話
ミステリーランドの中でも好きな1冊ですheart04

ひと夏の冒険物語
って感じだけど
最後の最後にガツンとくる衝撃が
さすが森サマshineって思ってしまった。
甘くないね~sign03

最後の手紙で、物語全ての印象がガラリと変わってしまうという…一筋縄じゃいかないところが
ぞくーってキタよ~!

ミステリーランド
他にも色々読みたいです♪
そろそろ乙一先生の「銃とチョコレート」が読んでみたい♪って思ってました♪

Posted by: あかね | December 18, 2008 at 02:06 PM

ぽっぽちゃんのレビューを読んで、今、伯爵の素性が超気になっています!(笑)
師走の気忙しさで文芸書は手に取れてないけど、来年は『スカイクロラ』シリーズ以外の森作品をぜひ読んでみたいな♪

Posted by: kiyu | December 18, 2008 at 03:34 PM

>あかねちゃん
私は初、ミステリーランドでしたが、あかねちゃんはミステリーランド好き…やったよね??
ほんとに、“冒険物語”の流れかな…と思ったら甘かったです><
ラストでまたびっくりさせてくれて、最初から最後まで、裏切られっぱなしでした(笑)

乙一作品も確かに気になりつつ、私は北村薫さんの『野球の国のアリス』を読みたいv


>kiyuさん
子供向けなのかな~っと油断して、やけどしました(笑)
シリーズものの方が森作品は愛着なども湧いて好きなんですが、さらっと読める単発ものも是非是非v
私は『スカイ・クロラ』シリーズ、結局来年に持ち越しです^^;

Posted by: ぽっぽ | December 21, 2008 at 11:18 AM

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探偵伯爵と僕―His name is Earl (講談社文庫)作者: 森 博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/14メディア: 文庫 本書の特徴は、森博嗣が描く子供の姿。 ミステリとしては、最近の森博嗣らしく、あまり謎解きを重視したものではないのだが、描かれる子供の人物像は筆者独特であり、読んでいて飽きることがない。 ... [Read More]

Tracked on January 09, 2009 at 09:11 PM

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