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森博嗣『τになるまで待って』(講談社)

τになるまで待って (講談社文庫 も 28-36)τになるまで待って (講談社文庫 も 28-36)
森 博嗣

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探偵・赤柳初朗に雇われたアルバイトとして、山吹、加部谷、海月は超能力者・神居静哉の別荘”伽羅離館(がらりかん)”を訪れる。
同じく、彼を取材をしに来ていた記者とカメラマンと晩餐を共に終えた後、密室での殺人が起こる。
Gシリーズ第3作目。


森作品…テンション出だしから上がりつつ、さらっと読み終えました。
Gシリーズは、やっぱり、というか、あまり謎に重きを置いていないんだなぁと感じます。
ミステリのメインテーマは「犯人は誰か」というところにある、というのが大半は定説のように考えているのだけれど、森作品、森ミステリを読むと、乱暴な言い方だけれど「常識なんて、くそくらえ」と思います。
まぁ、正直、若干はもやもやするのだけれど、良い意味で諦めているのか、毎回「えっ、これはどうなるの??犯人の動機とかは??」とうろたえなくなりました。
森作品にはまっていなくて、白黒はっきりつけて欲しい、真実を白日の下に!という姿勢でミステリに挑まれる方にはオススメはできないですかね。

今回の作品では、S&Mシリーズ、ひいては、森作品に欠かせぬ”あの人物”の影がちらちらするので、ファンは一瞬どきんとしてしまうはず。
”これから”がますます、気になってきました。

お話の中では、超能力に対して、理系の方々は他者に比べると冷静な姿勢なのですが、理系と文系って、やっぱり思考がだいぶん違ったりするのかなぁ。
森作品を読むと、そのあたりもすごく気になります。
自分を完全文系人間だと思っているので、憧れに近いものがあります。

しかし、Gシリーズを読む時、何故か海月が出てくる度、”L”(『DEATH NOTE』)みたいな雰囲気を思い起こしてしまう。
表情や言葉で感情を表さず、発言や行動に無駄がないところがだぶるのかな。
同シリーズで一番お気に入りのキャラクタ。

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Comments

いいないいな♪
まだ
Gには、入れてない私~(○゜ε゜○)

海月≒Lたん♪

テンションあがるなぁ~♪

でも、森ミステリィってちょっと違うとゆーか
「森ミステリィ」ってゆージャンルだって思っちゃうよね★
そして理系と文系が違うー
ってそんなことはナイと思うのですが
やっぱり男性は得にね~★
理系の人たちは、論理的すぎて時に冷たく感じたりする時もあります(実体験、笑)

今森作品は、私はまだスカイ・クロラの世界にハマって読み返してたりしてました。
年内にはGに入りたーぃ♪

Posted by: あかね | October 06, 2008 at 09:06 PM

>あかねちゃん
早く、G話をしましょう!
ただ、S&MやVシリーズに比べて、ミステリ色が薄め、というか…森ミステリィ、極まる、というか(笑)
ミステリ好きとしては、物足りなかったり^^;

冷たいのはヤダな~。
でも、男のひとが説明してくれる姿は、好きです(笑)

結局、『スカイ・クロラ』、観に行けなかったよ~;;
早くDVDになれ!と、待ち遠しい限りです。
あかねちゃんのはまりっぷりに、ますます気になる、映画バージョン☆

Posted by: ぽっぽ | October 07, 2008 at 02:09 AM

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