« August 2008 | Main | October 2008 »

September 2008

ほしのゆみ『品性でも磨いてみようか』(メディアファクトリー)

品性でも磨いてみようか (ダ・ヴィンチブックス)品性でも磨いてみようか (ダ・ヴィンチブックス)
ほしのゆみ

メディアファクトリー 2008-09-17
売り上げランキング : 1185

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


マリナーゼが”品性”を語る!!

巷にあるマナー本、品格本と比べると、だいぶんやわらかめ。
あくまでも、ほしのさん目線から見た、日常のこまごまとしたことがらに対して、ほしのさんなりの考えを述べられているので、実用向けではないです。
でも、自分の暮らしを少し違う視点で見る、いいきっかけになるかもしれません。
いつもより少し優雅な語り口調(笑)、というくらいで、あとは、いつもと同じ雰囲気のエッセイ。
マナーのレッスンレポートなども載っているので、そちらは実生活でも役立つかと思います。
高級レストラン、お宅訪問の心得…できていないことばかりでした。
ただ、マリナーゼ本ファンとしては、あまりオットとのラブラブ話が出てこなかったので、残念。
やっぱり、またマリナーゼ夫婦エッセイが読みたいな。

”品性=思いやりの発露”、というほしのさんの考え、うーん、確かに…と頷かせられます。
ひととぶつかった時も、ぶつかったことに対して舌打ちするひとが時々いるけれど、「すいません」と言ったり、ちょっと会釈してくれるだけでも、全然お互い気持ちが違うと思うんだけれど。
意外と若い子の方がちゃんとあいさつしてくれるので、そういうこともできないオトナたちが「最近の若いもんが」と言う姿にかなり!かちんとくる今日この頃…「あの子たちの方がきちんとしてるから!」って言い返したくなります^^;
…イライラ時期なのかな、私(笑)

「思いやり」、本当に大事です。
マリナーゼみたいに、自分なりに生活を見直して、できることから考えたり、実践してみたいです。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

森下えみこ『女どうしだもの』(メディアファクトリー)

女どうしだもの女どうしだもの
森下えみこ

メディアファクトリー 2008-09-03
売り上げランキング : 1834

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


『独りでできるもん』(全3巻)で30代独身の生活をセキララに描いた著者による、最新刊。
今回は、著者が20歳の頃。
百貨店という、女性が多い職場に入社してからの同期同士、先輩後輩、”女どうしの世界”を描いています。

森下さんの可愛いイラストと、サバサバした作風が、”女どうし”のねちっとした部分を描いていても、すっきり読むことができます。
でも、男性が読んだら、「女性って…大変」とか「女性って…怖い」とか思われてしまうのでしょうか。
私は”女どうし”の争いに関わることは幸い?今のところ、特にないのですが(ぼんやりしていて気付いていないだけかも)、「こういうところ、あるよね」という女性の一面をしっかりと描いているので、その観察力、さすが!と感心しながら読みふけりました。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

映画を観る→『20世紀少年』

公式ページはこちら → 

↓サントラはこちら。

映画「20世紀少年」オリジナル・サウンドトラック映画「20世紀少年」オリジナル・サウンドトラック
サントラ

Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(M) 2008-08-20
売り上げランキング : 1578

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

↓原作はこちら。

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)
浦沢 直樹

小学館 2000-01
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ケンヂは実家の酒屋を閉めた後、コンビニを営業していた。 一緒に暮らすのは母と、ある日突然姉が置いていった姪のカンナ。 ある日、警察が酒屋時代からの顧客であった敷島教授の行方について尋ねに来る。 教授の失踪には謎の宗教団体が関係しているらしいと聞くが、全く思い当たるふしのないケンヂ。 しかし、小学校の同窓会に参加したケンヂは同じく、宗教団体にはまっている同級生の知人の話を聞き、彼からその教祖が言っていることとケンヂたちが幼い頃に友達同士で考えていた話がそっくりなことを指摘される。 やはり身に覚えはないケンヂだったが…。


映画化が決まった時からめちゃくちゃ楽しみにしていました、『20世紀少年』。
冒頭、タイトルがばーんと出た時、「わー!わー!!」と、内心かなり興奮していました。
最初から最後まで、本当にコミックを再現している、実写としてはばっちりの出来であったと思います。
おかげで、2時間半、夢中で観過ぎて、若干疲れました。
しかし、素晴らしかったです。

ちょっと残念だったのは、見た目はそっくりなんだけれど、ちょっと舌足らずな感じの子役の子たちかな。
大人役の俳優陣がしっかりしているがために、余計に。
あとは、どうしても仕方が無いことであるとは思うのだけれど、細かいエピソードをはしょってしまっていること。
細かいけれど、”ともだち”の恐ろしさ、物語の悲劇、ひととひととのつながりを描く上でコミックにおいてけっこう意味があるシーンも多かったので、物語全体の説得力が弱まってしまったかなと思いました。
コミック読者ではないひとが観たら、迫力や役者さんのインパクトがあるから面白い雰囲気は感じてもらえるだろうけれど、色々ツッコミも多いのではないかと。
オッチョの加入だって、唐突だったもんなぁ。
↑原作では加入までにも彼の道程が描かれています。

ケンヂチーム以外の役者さんも良かったです。
ARATAさん、好きなのですが、最初、マサオくん役と聞いた時は少しショックでした(笑)
でも、役としてはけっこう大きいし、映画で観ると、しっかりはまっていたので、2章以降も期待。
池脇千鶴ちゃん、素敵でした~面白い…接客としては真似できないけれど、ちょっと言ってみたくなった(笑)
森山未来くんは…髪型が再現されていて、ファンとしてはこれまた複雑(笑)


唐沢さん、思っていたよりも、ぐっと”ケンヂ”でした。
劇中音楽、そして、主題歌も想像以上にはまっていて、嬉しかったです。
久しぶりにコミックを読み返して、またヒヤヒヤしようと思います。
絶対、2章以降も観ます!!

| | Comments (6) | TrackBack (4)

映画を観る→『百万円と苦虫女』

公式ページはこちら → 


就職浪人中の鈴子(蒼井優)は、アルバイトをしながら実家で暮らしていた。
彼女は仲間とルームシェアを始めるが、それが思いも寄らぬ事件に発展し、警察の世話になる。
中学受験を控えた弟(齋藤隆成)にも責められ家に居づらくなった彼女は家を出て、1か所で100万円貯まったら次の場所に引っ越すという根無し草のような生活を始める。(シネマトゥデイ)


ポスターと同じく、とてもキュートな映画でした。
一時期、「ある額が貯まったら仕事を辞めて、違う土地で一定期間過ごしてみたい」なんて考えたりしていた私は「百万円貯めたら移動」をする主人公に少し憧れの気持ちを持ちながら鑑賞しました。

ちょーっと気だるい感じのキャラクタ、鈴子。
けして、賑やかしいタイプではないのだけれど、ちょこちょこ毒を吐いたり、面白い発言が飛び出したりと、夢中で観てしまいました。
頑張り過ぎないようにしてはいるんだけれど、根は真面目な彼女は与えられた仕事はちゃんとこなすし、遊びほうけることもない。
お金を貯めるって、恋って、人生って、「自分が正しい」って思ったことが世間的に100%正しいことではないことも多いし、多くを望んでいるつもりはなくともうまくいかないことがざらにある。
鈴子と一緒にがっかりしたりしつつ、「頑張れ」と応援してしまう。

海の家、桃農家と渡り歩き、ホームセンターにて森山未来くん演じる大学生と出会う。
ここで、胸きゅんな展開に。
少女マンガに出てきそうな先輩アルバイトなんですよね~、いや~カッコイイ!とテンション上がりました(笑)
その恋の行方には若干つっこみ入れたい部分もあるのですが、ラスト、蒼井優ちゃんの一回りたくましくなった笑顔、素敵です。

距離を置きながらも周りの人と交流し、鈴子も周囲のひとも何かしらすっきりした顔を見せたりと、鑑賞後、からりとした気持ちになれる映画でした。
鈴子の恋、そして、弟とのやりとりにはぐっとしちゃいます。

↓サントラはこちら。

百万円と苦虫女 オリジナル・サウンドトラック百万円と苦虫女 オリジナル・サウンドトラック
サントラ

Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M) 2008-07-02
売り上げランキング : 5308

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

↓ノベライズはこちら。

百万円と苦虫女百万円と苦虫女
タナダ ユキ

幻冬舎 2008-05
売り上げランキング : 36376

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | Comments (3) | TrackBack (1)

山賊『やさぐれぱんだとペンギン』(小学館)

やさぐれぱんだとペンギン (小学館文庫 さ 5-3)やさぐれぱんだとペンギン (小学館文庫 さ 5-3)
山賊

小学館 2008-08-06
売り上げランキング : 1149

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ある日、突然ぱんださんがいなくなった!
若者はぱんださんを探しにゆくのだが…。


一冊通してストーリー漫画になっている点がいつもと違うところ。
いつものぐだぐだ感、てきとー感はそのままに、物語は進む。
出てくる、おなじみのキャラクタ。
出てくる、あたらしいキャラクタ。
題名にある通り、ペンギンもちゃんと出てきます。

最後には感動が…!
待って…たかなぁ(笑)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

映画を観る→『クライマーズ・ハイ』

公式ページはこちら → 


1985年8月12日、乗員乗客524名を乗せた日航機123便が、群馬と長野の県境に墜落、その一報が北関東新聞社に入る。
編集部で全権デスクに任命された悠木和雅(堤真一)は記者として扱う一大ニュースに対する興奮を禁じえないが、中央紙とのスクープ合戦や組織や家族との衝突を経て、命の重さに対しわき上がる使命感を覚える。(シネマトゥデイ)


非常に遅れての感想ですが、横山秀夫さん原作の『クライマーズ・ハイ』。
鑑賞後、けっこうずっしりくるものがあって、その日は少し沈んでしまっていました。

”日航機墜落”は実際に起こった事故です。
まだ私は幼く、当時のニュースなどが記憶には残っていないのですが、この事故で失われたのは500名以上の命。
しかし、映画はこの事件を描いたもの、ではなく、この事件に関わったひとつの地方新聞社のドラマです。
その新聞社を描くことにより、結果として、墜落事故の悲惨さ、遺族の方々の無念を鑑賞中ずっと感じていました。
事件現場の取材に駆けつけ、泥だらけになりながら、まるで戦場のような現場を見てきた記者2人。
必死で現場で得た情報を社に伝えるものの、上司の連絡ミスにより、印刷が間に合わず、記事にはならなかった。
過去の栄光にとらわれ、部下や現状を考慮できない上司と息も絶え絶えに連絡をしてくる部下。
堤真一さん演じる悠木がその間に立ち、苦悩し、時にはなりふり構わずに動き、衝突も多くする。

死体、ボロボロになった飛行機…荒れた現場から戻った記者の1人、神沢は精神状態がおかしくなってしまう。
神沢役・滝藤賢一さんの演技には息を呑むものがありました。
同じく現場に行った佐山(堺雅人さん)は彼のように恐怖に完全に飲み込まれることはなかったのだけれど、それは神沢より佐山の方が弱かったということでもないのでしょう。
現場は画での描写がほとんどなく、あくまでも登場人物たちの語りなどでしかなかったのに、事故が起きてから映画が終わった後も、”恐怖”を感じた。
神沢が壊れてゆく様による影響は大きかった。

勿論、血走った形相で怒鳴る堺雅人さんも非常に新鮮で、驚きでした。

部長の等々力役で遠藤憲一さんが出演されていましたが、私、遠藤さんのこういう役がすごく好きで、かなり夢中で観てしまいました。
悠木と等々力が衝突するシーンも、大好きです。
衝突のシーン、他もいくつかありました。
女性であるが故に仕事を任せてもらえないのかと抗議する女性記者・玉置。
編集部対販売部。
ぶつかることが”男らしい”というわけではないのですが、横山さんの小説にある”男くさい”雰囲気がしっかり出ている映画であったことが嬉しかったです。

山崎努さん演じる社長と悠木の確執や重要とされていたはずの悠木と息子との関係だとか、色々と気になるところもあったのですが、邦画としては良い作品であると感じました。
印象に残るシーンも多かった。
役者さんたちが良かったなぁ。

若干ヘヴィーでした。
その日中、何だかんだで考えていた。
現実に起きた事故。
恥ずかしいくらい、この事故に対して無知であったので、この映画は少しずつでも知ろうと思うきっかけとなりました。

↓原作本(文庫版)はこちら。

クライマーズ・ハイ (文春文庫)クライマーズ・ハイ (文春文庫)
横山 秀夫

文藝春秋 2006-06
売り上げランキング : 694

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | Comments (2) | TrackBack (0)

« August 2008 | Main | October 2008 »