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June 2008

谷川史子『草の上星の下』(集英社)

草の上星の下 (クイーンズコミックス)草の上星の下 (クイーンズコミックス)
谷川 史子

集英社 2008-06-19
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収録作品
草の上 星の下
サルビア
プリズム
春が来たなら


新刊が出る度、うきうきして、わくわくして、読むのが勿体ない!読むの?読んじゃうの!?とページを開く前にじたばたしてしまいます。
もう、私の中では最強です、一番大好きな漫画家さんです。

『草の上星の下』
結婚してスイスに住んでいた姉が突然実家に戻ってくる。
きれいで、優しいお姉ちゃんと、感情の表現が不器用な妹。

『サルビア』
12歳の歳の差夫婦のお話。
ある日、妻は夫の昔の恋人の写真を見つけてしまう。

『プリズム』
高校3年生の柚寿子が好きになったのは先生。
でも、全然相手にされていない。

『春が来たなら』
母が亡くなった後、小説家の父と二人で暮らしてきた智。
担当編集者の小宮山くんと付き合っていて、結婚の話もしているものの、なかなか気が進まなくて…。


どのお話も、スタート、きっかけは奇抜だったり、驚きを与えるものではありません。
でも、小さいところからどんどんふくらんでいくところが、さすが、谷川さん。
相変わらず、キャラクタは皆愛すべきひとたちばかり。
谷川さんの書く男性キャラクタ、相変わらず、めちゃきゅんとくる。

悲しいお話じゃあないのに、ぽろっときてしてしまう。

胸がじわーっとあったかくなる。

ひとを好きになること、たくさん笑って、たくさん泣いて。
すべてが愛おしくなる。

かなり、元気をもらいました。

明日もガンバロウ。

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映画を観る→『神様のパズル』

公式ページはこちら → 

双子の弟が海外旅行へ行ってしまったため、代わりにゼミに出席しなければならなくなった兄の基一(市原隼人)は、ある日、担当教授から不登校の天才女子学生・穂瑞沙羅華(谷村美月)をゼミに参加させるように頼まれる。 彼女に興味があった基一は会いに行くが、彼女の不思議なパワーに圧倒されて、思わず妙な質問をしてしまう。(シネマトゥデイ)


市原隼人くんが双子の兄弟という二役を演じているのですが、普段は標準語なのに、身内と話すときだけ訛りのある話し方になるところがお気に入り。
か、可愛い。
谷村美月ちゃんは、天才少女という役柄も自分のことを「僕」というのも、しっくりきていました。
青いジャージがちょっとセクシー、でも、あくまでナチュラルな色っぽさ。

個人的にはキャラクタとして、黄川田将也さん演じる相理(あいり)がお気に入り。
何だかんだで、人間くさい役だなと。
物語の終わり、相理の選んだ道にびっくり…。

お話としては、「宇宙を創る!」という発想からして、突飛なのですが、終盤、けっこうすっきりまとめてしまった感があり、残念。
どうせなら、とことん突き抜けたラストでも良かったかも。
ちょこちょこ突っ込みを入れたくなる展開はあるんですけれど、結論としては、すっきりしていました。
一番気になったのは、マイクスタンドです。ふふふ。

ディベートのシーンも、好きです。
相理とサラカが小気味良く、議論するところ。
基一が息も切れ切れに研究テーマの発表をするところは一緒に息切れ起こしそうになりました。
物理に関する知識が全く無いひとでも分かるように色々と配慮してくれているんだろう、と思うつくり。
しかし、全く知識がないので、やはり簡単な要約とはいえ、理解はなかなか難しく、なんとな~くでお話を飲み込んでおりました。
それでも、物理を楽しんでいる気にはなれちゃいます。

スカーンとした気持ちになるには良い映画かと。
ちょっと、上映時間としては長かったかな??


↓原作本(文庫)はこちら。

神様のパズル (ハルキ文庫)神様のパズル (ハルキ文庫)
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映画を観る→『僕の彼女はサイボーグ』

公式ページはこちら → 

21歳の“僕”(小出恵介)を救うために未来の“僕”が現在の自分に送ったという最高にキュートな“彼女”(綾瀬はるか)は、やることなすことすべてが大胆でラフなサイボーグだった。 “彼女”は“僕”のピンチを幾度となく救ってくれるが、感情を一切持たない“彼女”に思いが伝わらず、“僕”は一方的に別れを告げてしまう。 しかしそれは、決して起こるはずのなかった、運命を変えてしまう“恋”の始まりだった。(シネマトゥデイ)


映画を観たいな~と思って、ふらりと鑑賞。
韓国の監督さんなんですね。
つい最近観た、『猟奇的な彼女』の監督さん。

綾瀬はるかちゃんはすっごく可愛くって、魅力的。
ジローが夢中になっちゃうのもよーく分かる。
小出くんも彼女に引っ張られっぱなしのジローにはまっていました。
役柄とキャストはしっくりきています。

前半、二人の楽しい雰囲気は伝わってくるものの、”彼女”のはちゃめちゃっぷり=犯罪行為に、若干ひいてしまった…や、やり過ぎじゃ…。
迷惑をかけられるようなことをしたわけでもない、一般の、真面目に働いているお店のひとにとっては、かわいそうな話…。
なるべく、観ている間だけはそういうことに目をつぶろうと努力。

おかしいシーンを演出してはるんだろうと理解しつつも、笑えないところがいくつかありました。
私、頭固いなぁと反省。

途中、ジローの少年時代の描写があるのですが、苦笑い。
私、ジローと歳がそんなに変わらないんですよね、時代設定もほぼ現在だし。
いくら田舎の子供だとしても、あの年頃であんなに年季の入った缶にめんこだとかしまうかなぁ。
せめて、私のお父さん世代だというなら理解できるのですが、年齢が近い分、かなり違和感。

地震のシーンは、映像的に迫力はあったのですが、凄過ぎて…呆然。
震度5までしか経験がないのですが、あの地震の規模だと震度8は超えてますよね??
関東大震災の規模だと
”彼女”がボロボロになりつつも、ジローを守ろうとするひたむきさには胸打たれ、じーんとしてしまいました。

そして、ひとつの謎が明かされる。
伏線は実は色んなところにあったので、謎を聞いて、「あぁ、なるほど」と思わず、納得。
伏線なのかなと思ってしまう設定もちょこちょこ出てくるので、「あれは別に重要じゃなかったのね…」と、終わってから「??」が少し。

脇役も豪華。
若手では、桐谷健太さんや吉高由里子さん。
竹中直人さんや田口浩正さんが出てきて、おっ。
小日向さんや吉行和子さん(おばあちゃんのシーン、好き)はあんなにちらっとでも良い味出していてすごいなぁと。

『猟奇的な彼女』が少し長いかな?と感じたのに比べると、この作品はちょうど良い長さにまとまっていた印象。
ラストのラストが本編に対して、長かったようにも思いますが。
それにしても、どちらの作品とも、嘔吐のシーンは必要なの?!
『猟奇的~』に続き、あまりそういう描写に必要性を見出せなかったです…。


個人的には好みの映画ではなかったです。
何も考えず、気楽に楽しむ分にはオススメ。
とにかく、綾瀬はるかちゃんがいつも以上にすっごくキレイで可愛く描かれているので、ファンの方は是非!

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映画を観る→『アフタースクール』

公式ページはこちら → 

母校の中学で働く教師、神野(大泉洋)のもとに、かつての同級生だと名乗る探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。 探偵は、神野の幼なじみで今は一流企業に勤める木村(堺雅人)の行方を追っていた。 心ならずも木村探しに巻き込まれるうちに神野の知らない木村の姿が明らかになり、事態は誰もが予想しない展開に向かっていく。(シネマトゥデイ)


ネタバレ厳禁の映画であると、テレビや雑誌のインタビュー、ちょっとだけ調べたネットの情報でも同意見を見たり聞いたりしていたので、どきどきしながら鑑賞。


確かに。
ネタバレ厳禁!

私は、あえて謎を解こうともしなかったので、ぜーんぶひっかかった感じです。

大泉洋さんがオイシイとこ全部持っていった感じ。
佐々木蔵之助さんはひとり、ずっと真面目な感じ。
堺雅人さんは…意外と3枚目な役柄でしたね。

常盤さんも田畑さんも、何だかキュートで良かった。可愛い。

後半、テンポが上がっていくので、退屈はしないです。
しかし、若干せわしなくもあるので、私は理解不足気味…。
も1回観なきゃ…??
飽きない映画です。
欲を言えば、もう少し笑いが欲しかった。

↓公式ガイドブックはこちら。
映画が先の方が良いのかも??

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↓主題歌はこちら。
初めて聴いたアーティスト、題名は静かな雰囲気だけれど、歌はなかなかアツイ!

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↓サウンドトラックはこちら。

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映画を観る→『神童』

神童神童
成海璃子.松山ケンイチ, 萩生田宏治

VAP,INC(VAP)(D) 2007-11-21
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ピアノの才能に恵まれた少女うた(成海璃子)は、神童として周囲の期待を背負いながらも自らの才能をもてあましていた。 母親との関係や制約の多い窮屈な日常に嫌気がさしていたある日、落ちこぼれ音大受験生ワオ(松山ケンイチ)と出会う。 彼と一緒に過ごすうちに音楽の真の喜び、人の心の温かさに目覚めてゆく。(シネマトゥデイ)


『ピアノの森』『僕のピアノコンチェルト』、音楽、ピアノが出てくる映画を少し観ましたが、演奏シーン、どれも夢中になって聴いていました。
どの作品にも”神童”的存在がおり、どの”神童”たちも壁にぶつかる。
天才、うたと努力家、和音(わお)という構図は『ピアノの森』の海と修平にも通じるものがあるかなと思いきや、和音の場合は映画を観る限り、うたと同じラインにいる感じではなかったので、(こちらも映画版の知識しかないですが)修平が海に対して、尊敬と同じくらいにライバル心や妬みの感情も持ち合わせていたのとはまた違うかと。
うたを見つめる和音、というシーンで、松山くんの表情がとても穏やかで、それだけで安心して、うるっときそうになりました。
うたが信頼をおく和音はひょっとしたら誰よりも澄んだ心の持ち主なのかもしれない。

この映画は和音に照明が当たっているかと思いきや、メインはやっぱりうた。
和音は結局、これからどうなる、どうするんだ?!とエンドロールの間、やきもきしていました。
うたが和音との交流を深めるとともに、ひとつの試練をくぐっていく過程を描いているんだろうけれど、若干、長さの割には浅く感じてしまいました。
脇役の俳優さんたちも個性的ながらにこの映画の雰囲気に合わせてか、とても穏やかで、ゆったり味わうことができたのですが、甲本雅裕さん演じるピアノの調律師が出てくる割にはあまり正体が分からなかったり、西島秀俊さん演じるうたの父親に関しても多くを語らず。
ある程度、想像するのも大事です…そういうこと??
うたの同級生の男子が一途で、可愛い!
今回は成海璃子ちゃんだからというのもあるけれど、あの位の年頃って、女子のが男子より大人びてるんだなぁ、と改めて。
うたと男子のシーン、けっこうお気に入り。

口が悪い璃子ちゃんもあまり観たことがないけれど、松山くんがお隣さんに怒鳴るシーンもかなり新鮮。

和音が受験時の演奏のシーンでは一緒に力が入ってしまいました。

役者さんの魅力と、音楽の素晴らしさ。
それに引っ張られて、夢中になった感じでした。
お話的には後半、すこーし、だれちゃったかなと、残念。
ラスト、和音の笑顔にほろり。
優しくて、穏やかな空気が流れる世界を役者さんたちと演奏者の方々が創り出してくれています。


松山くんファンとしては、なかなか喜怒哀楽の表情が豊か、人なつっこい笑顔には癒され、しょんぼりした顔にはきゅんとしてしまうかと。
白シャツをまたもや着ていて笑えました。
下はジーンズやし、まさしくLスタイル!
白シャツアワードがあったらきっとノミネート間違い無し!


原作を全く知らなかったから楽しめた、というのもあるやもです。
いつか、原作も読んでみようと思います。

↓原作はこちら。

神童 (1) (Action comics)神童 (1) (Action comics)
さそう あきら

双葉社 1998-06
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