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映画を観る→『人のセックスを笑うな』

美術学校に通う19歳のみるめ(松山ケンイチ)は、39歳のリトグラフの非常勤講師ユリ(永作博美)と恋に落ちる。友人の堂本(忍成修吾)に問いただされ、みるめは彼女との仲をうれしそうに告白するが、いつもつるんでいる仲間のえんちゃん(蒼井優)の顔は曇ったままだ。だが、実はユリが既婚者であることが分かり、みるめは混乱する。(シネマトゥデイ)


ついに観ちゃいました。
とにかくキュートで、”長回し”のシーンが多いにも関わらず、退屈せずに鑑賞できました。
お部屋に入る陽の光なんて、絶妙。
すごく温かみのある画だなと感じる映画でした。

劇中の松山くん=みるめはずぅっと永作さん=ユリちゃんに夢中。
もー、大丈夫かい?!って心配するくらいに。
だめだめです、しかし、それが恋なんだ!って高らかに宣言されている感じ。
だから、うらやましい気持ちの方が高まります。
これはみるめの人生がユリちゃん一色になってしまっている物語です。
そして、彼がそれだけ夢中になってしまうのも納得してしまう、ユリちゃんの立ち居振る舞い。
一緒に鑑賞した友達は「悪女やな…」とぽつり。
”悪”の文字はユリちゃんのイメージではないけれど、まぁそうかなぁと。
ユリちゃんがリトグラフ(面白そう!)の最中に機械を触ろうとするみるめに「触らない!」って注意、みるめは素直に手を引っ込めるところとか、歳の差の具合が出ているシーンだなとしみじみ。

みるめを想うえんちゃんと友達の堂本くんが二人でいるシーンが好きでした。
何か、可愛くって。
そして、何気に一番ドキッとさせられてしまったのが二人のラストシーンなんですよね。
キャッ!って。
みるめ、堂本、えんちゃん、クラスメイトたちとの風景はとても楽しそうで活き活きしていて。
学生生活に戻りたくなる。
大学が女子大だったので、特に共学に改めて行きたくなっちゃいました。

蒼井優ちゃん演じるえんちゃん、ユリちゃんが大人であるが故の器用さを身につけているとしたら、えんちゃんは不器用な子。
上手く気持ちが伝えられず、ヤキモキ。
「ばーか!」って言いたくなる気持ちに激しく共感しつつ。
蒼井優ちゃん、躍動感あるなぁと惚れ惚れ。

ユリちゃんの旦那さん、猪熊さんを歌手のあがた森魚さんが演じていて、びっくり(そんなに詳しくはないのですが)。
猪熊さんのゆったり具合がある意味みるめ以上にぽっぽのツボにヒット。
色んなことを赦してくれそうで、何かあったら助けてくれそうで、ユリちゃんの中での猪熊さんの存在はきっと大きい、言葉はないけれど、そう感じてしまう器の旦那さまでした。
みるめと一緒にいる時と、また少し違うんですよね、ユリちゃんの雰囲気が。
二人の暮らす家の空気も素敵でした。

松山くんファンとしては、観ている間「キャー!」(ジェラシー)とかなっちゃうかという妙な懸念をしていたのですが、落ち着いての鑑賞。
終始良い心地でいることができました。
松山くんにぎゅーってされる永作さんがうらやましい、というより、あんな風に誰かをぎゅーってしたくなる気持ちがうらやましくて。
切ないんだけれど、えんちゃんに対してもうらやましくなりました。
誰かのことで幸せな気持ちになったり、悲しい気持ちになったり。
そういう影響を与え与えられることが恋の力なんだなって。
偉大です。

どこまでが脚本通り??と思うくらいにナチュラルな映画。
明確なラスト、答えを提示してくれるわけではないけれど、観ている間、観終わった後、ゆるくって甘くってあったかい空気に包まれることができる作品です。

みるめが白い服を着ているシーンがあって、思わず”L”にしか見えませんでした(笑)

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Comments

うらやまちぃ。。。crying
地元で上映予定が無いので。。。DVD待ちしておりまーすbearing

でも、ぽっぽサンのレビュー読んでると。。。
素敵な映画なんだなーっていうのが伝わってきてheart04絶対観たーぃsign03って燃えてきちゃったcatface

原作読み返してDVD待っておきますheart01

ただ今日は。。。「L change the WorLd」に再チャレンジ~
妹と行ってきますcatfaceムフフ

Posted by: あかね | February 20, 2008 at 02:23 PM

大阪も小さい劇場での上映でした。
松山くん、まさに”旬”の人なのに(笑)
DVD化されたら是非ご鑑賞をv

再チャレ!私も券がもう一枚あるので、行かなきゃです。
Lとの再々会、楽しめたでしょうかvv

Posted by: ぽっぽ | February 21, 2008 at 12:21 PM

ユリがみるめの前で余裕たっぷりにでも可愛くいられるのは、実はあんな猪熊さんがいるからで、そう思うと確かに悪女だよね^^;
でも切なさも含めて、恋してるドキドキはいいもの。
私も羨ましかったな^^

それに私も女子高→女子大だったの!
ああいう学生風景をみると「いいなー^^」って、共学への憧れがあるよね~。
女子校も楽しかったけど、あの時あの中でしか見れなかった男の子の一面ってあるだろうなーなんて(笑)。
(隠居発言でゴメン☆(∂v∂;)笑)

私もコタロウの春休み前に、もう1回L行くよ♪

Posted by: kiyu | February 21, 2008 at 05:18 PM

>kiyuさん
ユリちゃんみたいに直感的に動くことができて、恋することができるのは、憧れちゃいました。
あぁ、恋がしたい(≧∇≦)

そうそう、女子校が悪いというわけではないけれど、学祭などのイベントをとっても、共学ならではの盛り上がりって、やっぱりあるなって。
そういうのを改めて感じました、この映画で。
ほんと、男の子の一面、貴重ですよ~っ(笑)

kiyuさんもあかねちゃんも、私もばっちりLリピーターですね、嬉しいです(笑)

Posted by: ぽっぽ | February 22, 2008 at 12:55 AM

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松山ケンイチ君×永作博美サン×蒼井優チャン×忍成修吾君〜 = 「 人のセックスを笑うな 」 ついに昨日 映画「人のセックスを笑うな」を観てきましたSTORY: 19歳の美術学校生の、みるめ(松山ケンイチ)。ある日、絵のモデルを20歳年上の講師・ユリ(永作博美)に頼まれる。その気まぐれで、自由奔放なユリの魅力に吸い込まれるように恋に落ちた。 初めての恋に有頂天のみるめだったが、実はユリは結婚していた――― 恋するせつなさ、楽しさ、滑稽さを丁寧に映し出し、観る者すべての胸をしめつける。透明感溢れる映像、... [Read More]

Tracked on April 23, 2008 at 10:29 AM

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