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January 2008

森博嗣『墜ちていく僕たち』(集英社)

どうしてこんなに人生楽しいの?

墜ちていく僕たち (集英社文庫)墜ちていく僕たち (集英社文庫)
森 博嗣

集英社 2004-05
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ある日突然、男が女に、女が男に変わったら……?

収録作品
墜ちていく僕たち
舞い上がる俺たち
どうしようもない私たち
どうしたの、君たち
そこはかとなく怪しい人たち


『ZOKU』ほどではないけれど、不思議な読み心地の森作品、でした。

インスタント・ラーメンをきっかけに性別がぐるりと変わってしまう人々のお話。
その要素以外は特別滅茶苦茶な設定はない。
作品と作品が繋がっていたりもして、ふむふむと読み進める。

「舞い上がる俺たち」が個人的には好きかな。

性別がどうのこうの、生き様がどうのこうのじゃなくて…上手く言えないけれど、生きることに、自分であることに前向きであり、前向きでありたいと思える本でした。

森ミステリ好きにはちょっと物足りないかな??


↓ノベルス版はこちら。

墜ちていく僕たち墜ちていく僕たち
森 博嗣

集英社 2003-04
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↓単行本はこちら。

墜ちていく僕たち墜ちていく僕たち
森 博嗣

集英社 2001-06
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映画を観る→『銀色のシーズン』

公式ページはこちら → 

銀色のシーズン オフィシャルマガジン (ブルーガイド・グラフィック)銀色のシーズン オフィシャルマガジン (ブルーガイド・グラフィック)
実業之日本社

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寂れた町営スキー場でやりたい放題の日々を過ごしている"雪猿"たち、城山銀(瑛太)、小鳩祐治(玉山鉄二)、神沼次郎(青木崇高)の3人組は、賭けスキーやスキーの当たり屋などをして周囲の人々に迷惑ばかりかけていた。
そんなある日、彼らの前にスキーがまったくできないという綾瀬七海(田中麗奈)が現れる。(シネマトゥデイ)


CMがばんばん流れているということもあり、母と二人で鑑賞してきました。

ちょっとシリアスもあるのですが、基本、あっかるい映画です。
観終わった後、もう一回観たいな~とふと思うくらい。
無茶苦茶な展開、演出もあるのですが、観ている間の心地が良かったので、私は支障なし、でした。

瑛太くんがいつになく、男らしくて、カッコ良かった!
この子は主役ができる子なんだ!と失礼ながら感動。
いつも脇でいい味を出している印象が強かったのですが、今回主役を演じていて、なかなか素敵だったので。
あと、微妙な表情が上手だなぁと。
個人的に、(杉本)哲太さんに注意されている時の超しかめっ面がお気に入り。
いい顔してました(笑)


田中麗奈ちゃんも可愛かったです。
スキーのへっぴり具合がキュート。
彼女の抱える秘密が予想していたものと違ったので、ちょっと驚き、でした。
彼女に惹かれていく銀の気持ちが何だか分かるストーリー展開でした。

銀と七海のやりとりにけっこうドキドキさせられて、楽しかった~。
ぼったくりだけれど、スキーは真面目に教えてくれるし、何だかんだで助けてくれる…ときめいちゃうよ、そりゃ(笑)
スキーを小さい頃に親に教えてもらっている時に、冷たいし身動きの自由がきかないし、もうイヤ!!と泣いたことがすごく記憶に残っていて(ちょっとしたトラウマ…笑)七海が最初、スキーにくたびれている気持ちはすごく理解ができました。
しかし、銀たちの華麗なるスキーシーンは突き抜ける感じの爽やかさで、観ていて口が開いてしまうくらいに夢中になりました。
真っ白な、広大な雪山にシュプールを描くだなんて、勿論現在の私には絶対無理だけれど、観ているだけでも爽快でした。

銀、祐治、次郎たちは悪ガキのような三人組なんだけれど、三人が馬鹿やっている姿は好きだったな。
実際に身近にいたらちょっと困るけれど(笑)

ラストには町のひとたちみんなをひっくるめて愛しくなっちゃうような、爽やかな映画でした。


↓ノベライズはこちら。

銀色のシーズン (角川文庫 は 35-1)銀色のシーズン (角川文庫 は 35-1)
坂東 賢治

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その6☆本屋大賞ノミネート作品決定

昨日、2008年本屋大賞ノミネート作品が決定しました。

2作品もノミネートされているのが、今年直木賞作家となられた桜庭一樹さん、というところが…2008年、桜庭さんの年になるのでしょうか☆

個人的には「こんな本が…!」という発見を求めていたのですが、ノミネート作品は多数決、みたいなところがあるので、ある程度巷で売れている本だなと。
本屋大賞が決定したら発売される書籍『本屋大賞』はノミネートに入らなかった、書店員が選んだ本も今年も掲載されるかと思うので、そちらもチェックしてみたいなと思います。

10作品とも読んでいない本ばかりだったので、2月末までに読み切れたら参加したいな、と思います。

…む、無理っぽい??


ノミネートに入った中では伊坂さんの『ゴールデンスランバー』は読みたいな。

ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎

新潮社 2007-11-29
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編集会議の特集が伊坂幸太郎さんでした。
思っていたよりは少ないページ数でしたが。

編集会議 2008年 02月号 [雑誌]編集会議 2008年 02月号 [雑誌]

宣伝会議 2007-12-28
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いくえみ綾『スカイウォーカー』(小学館)

スカイウォーカー (ヤングサンデーコミックススペシャル)スカイウォーカー (ヤングサンデーコミックススペシャル)
いくえみ 綾

小学館 2008-01
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収録作品
MANY

スカイウォーカー
無限の風
マシマロ


いくえみ綾さんの新刊が出た。
著者名に一緒に並ぶのはあの、奥田民生さん。
いくえみさんのコミックをある程度読んでいる方ならきっと、ちょっと微笑ましくなっちゃうんじゃなかろうか。
いくえみさん→奥田さんへの愛をちょこちょこと、しっかりと感じていたので、このコラボは純粋にやったね!と思うと同時に楽しみ!とうきうきしながら読み始めました。

民生さんがお話を考えるのか??と思ったら、民生さんの歌をモチーフにいくえみさんがコミックを描いたとのこと。
それぞれの作品の頭に作品のタイトルでもある歌の歌詞が書いてある。
先ず、それを読んで、お話に入る。

いくえみさんが民生さんへのコメントで
「どの歌にしてもなんだか独特なメロディーと共にあれだけの少ない歌詞であれだけの物語や情景が浮かんでくるほどに言葉を操れるってことは、もしかして・・・やはり天才ですね・・・?」
と、述べられているのを読んで、いくえみさんの作品にも通じるものがあるような気がしました。

私は題名だけ見てすぐに歌が頭を流れたのが『マシマロ』だけというレベルなので、読み終わった後、全部の歌をチェックしてみました。
歌詞だけでも素敵だけれど、やっぱりメロディーも聴きたいなって。
そしたら、民生さん、メロディーもばっちり素敵でした。

民生さんの歌も、いくえみさんのコミックも、その世界にいる間夢中になれて、終わった後にぐわーっと何やらこみあげてくるものがある。
それがたまりません。


↓民生さん、最新アルバム(08/01/18現在)。

Fantastic OT9Fantastic OT9
奥田民生

SME Records 2008-01-16
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MANYMANY
奥田民生 Charley Drayton

SE 2006-07-19
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スカイウォーカー  (CCCD)スカイウォーカー (CCCD)
奥田民生 吉田拓郎

SME Records 2004-06-30
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無限の風無限の風
奥田民生

SME Records 2007-11-21
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マシマロマシマロ
奥田民生

ソニーレコード 2000-01-19
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その5☆第138回芥川賞・直木賞

今年も発表がありました、芥川賞、直木賞。

芥川賞は川上未映子さん、『乳と卵』。
文学界12月号掲載作品、単行本発売は2月下旬予定。

文学界 2007年 12月号 [雑誌]文学界 2007年 12月号 [雑誌]

文藝春秋 2007-11-07
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直木賞は桜庭一樹さん、『私の男』。

私の男私の男
桜庭 一樹

文藝春秋 2007-10
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桜庭さんの本はかねがね読んでみたいなと思っていたので、これを機に読みたいな。
というか、まだ読んだことがない作家さんが受賞されると、書店員として、すこーしだけですが、焦ります。
他の候補者の方の本も極力読んでみたいなと…。
川上未映子さんは大阪の方らしいので、地元でどれだけ注目されるかも気になります。

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