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東野圭吾『探偵ガリレオ』(文藝春秋)

「頼むよ、何とかしてくれ。おまえならできるだろう?」

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東野 圭吾

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警視庁捜査一課の草薙俊平は不可解な難事件にぶつかると、訪ねる友人がいる。
大学の同級生であり、帝都大学理工学部物理学科助教授の湯川学。
常識を超えた謎に天才科学者が挑む。


2007秋の月9ドラマ、主演は福山雅治さん、柴咲コウさん。
ちょっと調べてみたら、柴咲さんの役は実際にシリーズ?の作品に出てくるものの、まだ単行本化はされていない人物のようです。
ドラマが終わってからでも、早く書籍化して欲しい。
シリーズとして、もっと読みたい、そういう風に感じるミステリでありました。

一見、怪奇現象?かのような事件も湯川-後の通称は”ガリレオ”、”ガリレオ先生”-にかかると、きれいに解明されてしまう。

もともと東野さんは電気工学科を卒業、エンジニアとしての職務経験もあるお方。
物理学者の湯川学の形成には大きく影響していそうです。
解説の佐野史郎さん(湯川は佐野史郎さんをイメージして描かれています)が「マニアックでいいから、科学を題材にしたミステリーを書きたいと思っていた」と東野さんの言葉を紹介するのですが、併せて「話をなるたけオーソドックスなものに、純粋な探偵小説にしよう」とも。
確かに、科学的な要素がちらばっているのですが、素人でも呑み込み易く、楽しめるミステリとなっておりました。

私は今まで読んだ東野圭吾さんの作品では短編が好きな傾向にあるのですが、この作品がその中では一番好きです。
あっさり、さっぱり。
湯川と草薙のキャラクタ、関係付けもいい。
これくらいの歳になっても、こういう風に付き合いが続いているのって、いいな、と。
湯川がちゃんと草薙に信頼も寄せているし、心を開いているんだなと感じるようなシーンも好きです。

この小説を読んでいると、科学というものは意識していないだけで、自分の身近にあるものなのかもしれないと思います。


↓単行本はこちら。

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Comments

東野作品~
めちゃくちゃハマって読んでたな~
ちょっと懐かしいけど
柴崎サンのキャラは知らないのでドラマが楽しみ♪
あんまドラマ見ないのですが
ぽっぽサンのブログで知ったガリレオシリーズのドラマ化はめちゃ気になってる★
ぽっぽサンの感想の最後の「科学というものは意識していないだけで、自分の身近にあるものなのかもしれないと思います」っていう文にドキッときた♪
その意見に賛成!賛同します。
ガリレオ読むと、そう思えるよね★

Posted by: あかね | October 11, 2007 at 03:14 PM

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