« その2☆タイトルのインパクト | Main | その3☆領収書 »

東野圭吾『容疑者Xの献身』(文藝春秋)

容疑者Xの献身容疑者Xの献身
東野 圭吾

文藝春秋 2005-08-25
売り上げランキング : 90

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


命がけの純愛が生んだ犯罪。


天才物理学者・湯川学が不思議な事件の謎を解く、”ガリレオ”シリーズ。
第134回直木賞を受賞。
このミス1位。

書籍化されているガリレオシリーズでは最新作。
まだ文庫にはなっていないのですが、ドラマ化の影響で最近再び、売れています。
この作品、文庫と違う点、先ず、長編小説、文庫は短編をそれぞれ収録した構成でした。
読み終わって思ったことは、やっぱり東野圭吾作品は私には短編の方が合っているかも…ということ。
どうしても、ちょっと読み終わった後、しんみりしちゃう傾向が強い。
それだけ物語にのめり込んでしまう、ということの裏返しでもあるんでしょうけれど。
面白いの、この小説、すごく。

文庫と違う点、もうひとつ。
犯罪を起こす側視点からのスタート。
でも、起こす人物が分かっているというだけで、そのトリックについては、湯川や草薙と辿っていくことができます。
天才物理学者に天才数学者。
湯川にとっては、辛い事件であったと思います。

愛する人を守るために、犯罪を重ねる。
それって、純愛なのかもしれないけれど、残酷で、哀しい。

前作に比べると、現実的なミステリであるようにも思います。
特に科学的、というわけでもなく。

しかし、350ページ、あっという間に読んでしまいました。
迫力。
この厚さをぐいぐいと読ませてしまうのは、さすが、東野圭吾。

|

« その2☆タイトルのインパクト | Main | その3☆領収書 »

Comments

発売時
超~楽しみにしていて買って持ってるのですが
忘れてました。。。読むの(爆)

ドラマも始まって
やっぱり人気がまた出てるんですね(。・・。)嬉しいッス♪

愛する人のための犯罪か・・・
悲しいテーマと思うけど
天才VS天才!!!
どんな戦いなのか・・・・・・
湯川が容疑者Xをどう追い詰めるのか☆期待しております。

Posted by: あかね | October 17, 2007 at 03:20 PM

実は東野圭吾作品「嘘をもう一つだけ」読んで合わないのかなと思って読んでいなかったのですがぽっぽさんのレビュー読んでもう一度チャレンジしてみようかなと思っております
天才物理学者に天才数学者此処に惹かれる俺らがいるので

Posted by: 江戸っ鯉 | October 18, 2007 at 03:07 PM

>あかねちゃん
短編の方が私は好きです、さっぱりしていて。
東野作品がキライじゃないなら読み応えはあるのではないかと。
ガリレオ先生にとっては辛い戦いでもありました><

>江戸っ鯉さん
”天才~”同士のやり取りなどはなかなか面白かったです。
私は東野作品を読み終わった後に少し落ち込み気味になることが何度かあったため、すこーし苦手なのです。
でも、読書という行為を楽しむことはできるので、好きな作家さんでもあります。
…うまく言えませんが^^;
機会があったらチャレンジしてみてくださいv

Posted by: ぽっぽ | October 21, 2007 at 11:56 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/33022/16778316

Listed below are links to weblogs that reference 東野圭吾『容疑者Xの献身』(文藝春秋):

« その2☆タイトルのインパクト | Main | その3☆領収書 »