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森博嗣『朽ちる散る落ちる』(講談社)

朽ちる散る落ちる―Rot off and Drop away朽ちる散る落ちる―Rot off and Drop away
森 博嗣

講談社 2005-07
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土井超音波研究所の地下にて、謎の死体が発見された。
出入りは不可能な密室。
自殺なのか?
他殺ならば、その加害者はどうやってこの部屋を出ることができたのか?
一方、紅子は数学者・小田原の紹介により、周防教授という人物に会い、地球に帰還した有人衛星に関する事件についての話を聞くことに。
地下の密室、宇宙の密室。
Vシリーズ第九弾。

事件本体にそんなに関わってこないとはいえ、”あの人”が出てくるので、『魔剣天翔』『恋恋蓮歩の演習』を読んでいる方がいいかなと思ったり。
それよりも、『気さくなお人形・19歳』(短編集『地球儀のスライス』収録)がこんっなに後々リンクしていくやなんて思わんかった!
これを読んでから『六人の超音波科学者』、本作を読むと、また分かりやすいかも。

紅子に対する林の想い。
へっくんに対する紅子の母親の一面。
そういったところを今回少し知ることができます。

れんちゃんって、女の子に(男性にも優しいだろうけれど)優しいなぁとしみじみしたり。
すごく純粋な子だと改めて思いました。

密室の謎に関してはもう、完全に解かり得るレベルを超えてしまっていて、遠巻きに読みました(笑)
でも、それはミステリとして面白くないということではないです。
勿論、自分でクイズを解くかのようにミステリを楽しみたいというファンには手が届かない歯がゆさがあるかもしれませんが。

ラスト、思いの外、明るく、ちょっと切なく、終わります。
読み終わった心地が好きな作品。

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Comments

うきゃー♪
ついに読まれたんですね。。。ということは
Vはあと1冊!!!
うらやましい♪
しかもここで「気さくなお人形」の繋がりが出てくるなんて!さすが森さん♪にくい演出だー!!!(笑)

そして読了感が気になる。。。
明るく、切ない。。。かぁ~
Vシリーズを読む期待が高まりました♪

ps。
ドルフィンブルー観てきました♪ぽっぽサンの感想も楽しみにしています♪

Posted by: あかね | July 10, 2007 at 04:24 AM

『気さくな~』はVシリーズを制覇するために読んでおくといいかもですね><*
ついにあと1冊ですよぅ☆
寂しいような気もしつつ…ラストの1冊、ちょいごついです(笑)

映画、いいなぁ!
私、行けないかもしれない(笑)
なるべく、行きます!!

Posted by: ぽっぽ | July 10, 2007 at 10:53 AM

「気さくなお人形・19歳」読んどいたほうが良さそうですね
練ちゃんのお話というのは聞いてはいるんですけどね
あの方は此方で登場するのですね楽しみだ~♪

「朽ちる散る落ちる」の前に「地球儀のスライス」読んどきます!

Posted by: 江戸っ鯉 | July 10, 2007 at 04:31 PM

れんちゃんファンなら、是非是非!!
私も最近れんちゃんにかなりグッときています。
めちゃ純粋で、男らしい一面も…カッコイイです。
あと一冊でひとまず、Vシリーズは制覇です。
頑張ります!

Posted by: ぽっぽ | July 10, 2007 at 05:47 PM

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