« June 2007 | Main | August 2007 »

July 2007

映画を観る→『ピアノの森』

公式ページはこちら → 

07073010imgp0834


小学5年生の雨宮修平はピアニストを目指している。
夏の終わり、田舎の学校へ転校した修平はクラスメイトのキンピラに夜になると勝手に音を奏でるという、森の中にあるピアノを弾いてくるように命じられる。
しかし、同じくクラスメイトの一ノ瀬海は「あのピアノは音が出る!」とキンピラに喰ってかかる。
その場は音楽教師阿字野によっておさめられた。
放課後、森へと向かう海と修平。
木漏れ日に照らされたグランドピアノが確かにそこにはあった。
鍵盤に指を下ろす修平であったが、全く音は出ない。
やはり壊れているのか…とがっかりする修平の前で海はいとも簡単に美しい音色をそのピアノから奏でさせる。
どうして海にはこのピアノを弾くことができるのか?
修平はコンクール優勝を目標にレッスンに励む中、母により、阿字野が過去に怪我により引退してしまった、有名なピアニストであったことを知るのだが…。


失礼なことに、期待していなかったのですが…面白かったー!!
勿論、原作知りませんクラシック詳しくないですの私が言うことなので、お話半分くらいで聞いて頂きたいのですが、はまってしまいました…。
映像と音がすごくマッチしていて、聞き惚れてしまいました。

声の方が皆、よかったです。
一番びっくりしたのは上戸彩さん=海のぴったり具合!
ドラマの演技より、断然好き。
逆に修平くんが声変わり途中みたいな神木隆之介くんやったのが微妙(笑)
神木くんはジブリで達者な声優ぶりやったので、期待していたのですが、もうちょっと声が高い時にやってほしかったかな。

私の前知識としてはこのお二人に関してだけあったので、他のキャストは知らなかったのですが、観ている間中阿字野先生にかなり夢中になってしまいました。
ので、正体が宮迫さんと知った時には軽く腰が抜けそうに(笑)
ご本人も「俺じゃないだろ」とおっしゃっていましたが、渋過ぎ…。
観ている間、誰やろ~と想像するも、宮迫さんへは全く繋がらず、でした^^;

少年少女たちのピアノへの想い。
阿字野のピアノへの想い。
そして、彼らによって奏でられるピアノ。

演奏が終わる度に拍手しそうになってしまうくらいに、音が綺麗です。
思わず、目頭が熱くなっちゃったよ。

勿論、海と修平の友情にも注目!

ピアノの森―The perfect world of KAI (1)ピアノの森―The perfect world of KAI (1)
一色 まこと

講談社 2005-04-14
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ピアノの森 オリジナル・サウンドトラックピアノの森 オリジナル・サウンドトラック
サントラ

SMJ(SME)(M) 2007-07-11
売り上げランキング : 205

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ピアノの森 オリジナル・サウンドトラックピアノの森 オリジナル・サウンドトラック
サントラ

SMJ(SME)(M) 2007-07-11
売り上げランキング : 205

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


Moonshine~月あかり~Moonshine~月あかり~
松下奈緒

ERJ 2007-07-11
売り上げランキング : 3509

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | Comments (6) | TrackBack (2)

原作:天樹征丸、漫画:さとうふみや『金田一少年の事件簿 雪霊伝説殺人事件』上・下巻 (講談社)

金田一少年の事件簿雪霊伝説殺人事件 上 (1) (少年マガジンコミックス)金田一少年の事件簿雪霊伝説殺人事件 上 (1) (少年マガジンコミックス)
天樹 征丸 さとう ふみや

講談社 2007-07-17
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


金田一少年の事件簿雪霊伝説殺人事件 下  (少年マガジンコミックス)金田一少年の事件簿雪霊伝説殺人事件 下 (少年マガジンコミックス)
天樹 征丸 さとう ふみや

講談社 2007-07-17
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


1億円の遺産相続の話を持ちかけられ、氷壁岳にある「雪稜山荘」にやってきた金田一、そして美雪と剣持警部。
同じく相続候補者である7人の男女が集まった。
しかし、二日後の朝まで山荘で同じ時を過ごすことになったメンバーの一人が突然、凍りついた死体となって発見される。
そして、”雪霊タカハシ”の仕業だと口走る他のメンバー。
本当に雪霊の仕業なのか??


じっちゃんの名にかけて!!!
上下巻が同時に出てくれるので、単行本派の私としては、有難い。
けっこう面白かったです。

色んな要素が絡まって事件を入り組んだものにしています。

はじめちゃんがフライング?してしまったところはやきもきしましたが、最後はバッチリきめてくれる姿にスカッとしました。

そして、恐怖の存在であったはずの”タカハシ”にまつわるエピソードがラスト、少し切なくさせてくれます。

短編「速水玲香と招かれざる客」も下巻に掲載されているのですが、こちらはコメディ要素が強い作品なので、肩の力を抜いて楽しめるものであるかと。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

森博嗣『そして二人だけになった』(新潮社)

そして二人だけになった―Until Death Do Us Partそして二人だけになった―Until Death Do Us Part
森 博嗣

新潮社 2002-11
売り上げランキング : 54571

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


全長4000メートルの海峡大橋を支える巨大なコンクリート塊。
その内部に造られた「バルブ」と呼ばれる閉鎖空間に科学者、医師、建築家など6名が集まった。
プログラムの以上により、海水に囲まれて完全な密室と化した「バルブ」内で次々と起こる殺人。
残された盲目の天才科学者と彼のアシスタントの運命は……。(あらすじより)


シリーズものに比べると、とてもシリアスな印象。
(「スカイ・クロラ」シリーズはシリアスですが)
そして、ちょっと怖い。

謎については、やはり今回も分からない。
ひとがどんどん殺されていく、容疑者が限定されてゆくというのに、全く犯人が見えてこない、一体誰???
そして、明らかになる謎に、息を呑む。
後半、一気に謎がばらばらっと解けていくので、そのスピードについていけなかったけれど。
お話全体も、ちょっと難しい。
バルブの構造、バルブ内の様子など、想像力をいっぱいいっぱいに広げても、うまくいかなかった…工学部や建築科のひとはくっきりと想像できるんやろか??
今も頭に?が渦巻いています。
も一回読んでも飲み込めないかも(笑)

登場人物は個性的、というよりもクセがある、という感じでした。
やっぱりS&MやVシリーズのキャラクタが好きやなぁと再確認しました。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

映画を観る→『西遊記』

公式ページはこちら → 

07072610nec_0011

孫悟空一行VS金角大王・銀角大王!!


映画化が決まった時の最初の印象は
「みんな、そんなに西遊記が好きやったんや」
でした^^;

ドラマは観たり観なかったりで、最終回は観ていないのですが、映画館で思ったことはこの作品はいわゆる「子どもに安心して見せられる」(あんまりこの表現は好きではないのですが)ものなのかもしれないな、ということ。 
『西遊記』のような作品があるということは、何だかちょっとほっとします。
親子連れ、それもけっこう小さなお年頃のお子様が多くて。
キャッキャッと楽しそうに観ている姿が微笑ましかったです。
ドラマというよりはアニメや特撮ヒーローものに近い感覚なのかもしれません。
単純明快。
格闘シーンは私はけっこう楽しんで観ていたけれど。
小さい頃は朝のヒーローものを喜んで観ていたのですが、オトナになると、なかなか観る機会がなくなってくるので、久々!って。
童心に返りました(笑)

キャストは良いですね。
『わたしたちの教科書』を観て、谷原章介さんが素敵!と騒いでいたのですが、この映画を観ていて、思いの外ファンになっている自分に気付いてびっくりしました(笑)
カッコイイですvvv
『山田太郎ものがたり』の百面相が大好き!な田部美華子ちゃんはとても凛として、しゃきっとしているお姫様役。
そして、金角・銀角大王が誰なのか、写真だけじゃ、全然分かんなくて。
金角は声を聞いて、「鹿賀さん!」とすぐ分かりましたが、銀角だけがずぅっと分からなくて。
鹿賀さんと同じく、「声!この声、聞いたことあんのにー誰!!」とエンドロールで漸く判明。
お化粧のし過ぎ(笑)で、全く結びつかなかったです…とほほ。
そして、最後の最後に三谷幸喜さんが出てきたことには吹き出しました…(笑)

大人のひとが1800円払って満足できるか…というと…うーん…ですが、娯楽映画として、ドラマが好きな方には楽しめるのではないかと。
私は衝動買いで前売り券を持っていたので、観に行きましたが、1800円なら多分観ません^^;


ドラマDVD。

西遊記DVD-BOX西遊記DVD-BOX
香取慎吾 内村光良 伊藤淳史

ビクターエンタテインメント 2006-12-15
売り上げランキング : 1719

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | Comments (5) | TrackBack (1)

米澤穂信『氷菓』(角川書店)

氷菓氷菓
米澤 穂信

角川書店 2001-10
売り上げランキング : 20723

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


”省エネ”少年、折木奉太郎、高校1年生。
なりゆきで入部した古典部、仲間たちにひっぱりこまれるように様々な日常に散らばった謎を解く羽目に。


東京創元社から出ているシリーズが好調の米澤穂信さん。
角川の夏の1冊のひとつである本作をこれを機会にチェック。
第五回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞(長っ!)を受賞した作品。

読んだ率直な感想としては、デビュー作ということもあってか、読み易い、ライトノベルに近いかと思われるような読み応えです。
”氷菓”という題名だけ見て、ちょっとヒヤッとする…というと、単純なイメージ過ぎですが、そういう、クールな作品かと思っていたのです。
でも、読み始めると、ほのぼのしている。
学園ミステリ、とあらすじに銘打たれておりましたが、その通りですね。

キャラクタも、それなりに個性的な高校生たちが出てきます。
奉太郎の”省エネ”少年っぷりはというと、廊下に落し物らしき物体を見つけても、貴重品ではなさそうだと認識すると、拾うのを止める。
一円以下の価値のものを拾うために身を屈めても、必要なエネルギー消費は一円を上回ってしまうというのは省エネ者の間の常識だ。
…ということらしい。
そのシーンにきて、漸く主人公のキャラクタを楽しみ始めました。

お嬢さまの千反田、毒舌の伊原という女子。
”旧友”で”好敵手”で”仇敵”の里志のキャラクタがヒトクチでは言えないけれど、面白いです。

血生臭いミステリでは全くありません。

でも、千反田さんが持ち込んだ謎はほろ苦く、他の謎とはまた少し違います。

この作品はどうもシリーズとして二作目が出ているようなのですが、この作品を読み終えた時にいつの間にやら次作が気になっていたぽっぽでありました。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

森博嗣『朽ちる散る落ちる』(講談社)

朽ちる散る落ちる―Rot off and Drop away朽ちる散る落ちる―Rot off and Drop away
森 博嗣

講談社 2005-07
売り上げランキング : 21545

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


土井超音波研究所の地下にて、謎の死体が発見された。
出入りは不可能な密室。
自殺なのか?
他殺ならば、その加害者はどうやってこの部屋を出ることができたのか?
一方、紅子は数学者・小田原の紹介により、周防教授という人物に会い、地球に帰還した有人衛星に関する事件についての話を聞くことに。
地下の密室、宇宙の密室。
Vシリーズ第九弾。

事件本体にそんなに関わってこないとはいえ、”あの人”が出てくるので、『魔剣天翔』『恋恋蓮歩の演習』を読んでいる方がいいかなと思ったり。
それよりも、『気さくなお人形・19歳』(短編集『地球儀のスライス』収録)がこんっなに後々リンクしていくやなんて思わんかった!
これを読んでから『六人の超音波科学者』、本作を読むと、また分かりやすいかも。

紅子に対する林の想い。
へっくんに対する紅子の母親の一面。
そういったところを今回少し知ることができます。

れんちゃんって、女の子に(男性にも優しいだろうけれど)優しいなぁとしみじみしたり。
すごく純粋な子だと改めて思いました。

密室の謎に関してはもう、完全に解かり得るレベルを超えてしまっていて、遠巻きに読みました(笑)
でも、それはミステリとして面白くないということではないです。
勿論、自分でクイズを解くかのようにミステリを楽しみたいというファンには手が届かない歯がゆさがあるかもしれませんが。

ラスト、思いの外、明るく、ちょっと切なく、終わります。
読み終わった心地が好きな作品。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

« June 2007 | Main | August 2007 »