« April 2007 | Main | June 2007 »

May 2007

映画を観る→『そのときは彼によろしく』

公式ページはこちら → 
ぽっぽの原作に対する感想はこちら → 


07052204imgp0806


試写会のチケットが当選したため、行って参りました☆
ただ、割と近々にチケットが届いたため、一緒に行く人探しに焦る焦る。
平日の18時に会場に来ることができる人がなかなかいない。
妹を何とか連れ出し、やれやれ…。
しかし、嬉しいハプニング!

なんと、平川監督を始め、出演者の長澤まさみちゃん、山田孝之くん、塚本高志くんの舞台挨拶が!!

全くそんなことを事前に知らされていなかったし、無料の試写会やからハナから期待していなかっただけに、大感激!
なんせ、ミーハーですから!!
山田くんは寡黙な感じで(妹は「暗っ!」と辛口・(笑))、塚本くんは関西弁で喋ったりとサービス、まさみちゃんはやはり可愛らしかったです。
「ラフにいこう!」とみんなに呼びかける塚本くんでしたが、山田くんは司会者の方のコメントに対して鸚鵡返しか「ハイ…」ばっかりで、それはそれで面白かったです(笑)。
やたら「水草屋の店長」という単語を連発して笑いを誘っておりました。
開演前にテンションが上がりきったぽっぽでありました…。

さてさて、映画のお話☆
アクアプラントショップ(水草屋さん)を営む智史はある日、店の前でアルバイトとして雇って欲しいという女性と出会う。
森川鈴音と名乗る彼女は最近引退したばかりのトップモデルであった。
ふとしたことから智史は彼女が13年前に別れた幼なじみの花梨であると気付く。
智史、祐司、花梨の3人は智史が引っ越す日までいつも一緒に過ごしていた。
再会を喜ぶ二人。
しかし、花梨が智史に会いに来たのには理由があった…。

光の入り具合が好きやなぁと観ていて、しみじみしてしまいました。
太陽の光、月の光、プリズムの光…。
音楽が気になるピアニストの松谷卓さん(『いま、会いにゆきます』の音楽もこの方)だということも嬉しかった。
主題歌は柴咲コウさん。
良い歌でした。

私は原作を読み、色々と感じた人間なので、どうしても先入観が捨て切れませんでした。
お店の雰囲気はしっくりきたし、智史が幼少時に過ごした空き地も素敵でした。
でも、夏目くんや美咲さんのエピソードは完全に違うものとなっていて、私は夏目くんのキャラクターが好きやったので、少しがっくり。
映画の夏目くんはそこそこ世渡りが上手そうなどこにでもいそうな若者になってしまっていた。
美咲さんは映画の中では良い役どころであったと思います。
ベツモノ、として観た方がいいでしょう。

山田くんの男泣きを観るのは何回目だろう…と思い返しつつ。
おっちょこちょいでピュアな青年を優しく演じられていました。
まさみちゃんも本人も「いつもより大人っぽい役」とおっしゃられていましたが、確かに。
しっかりしているけれど、智史に打ち明けられない秘密を抱いている花梨を観て、切なくなりました。
塚本くん演じる祐司は原作よりも登場シーンが多いような気がしたのですが、もうちょっと3人の絆を描いて欲しかったかも。

お父さんが3人を見守る、どっしりとした雰囲気の器の大きい大人、というイメージやったので、小日向さんじゃあ穏やか過ぎないか?と思ったのですが、山田くんに花梨のことを話す姿にはぐぐっときました。
そして、花梨の少女時代を演じた黒田凛ちゃんの大人びた、少し憂いを含んだ表情が素晴らしかったです。

個人的に、駅の別れの場面が幼少時、成長後両方とも印象に残りました。
切なかった。

最初、少し退屈してしまったのですが、気付くと夢中で観ていました。
あんまり原作を頭に置いてしまうと、集中できなくなっちゃうかも。
原作を読んだ身としては、もうちょっと前半、じっくりと作って、クライマックスまでに気持ちを上げて欲しかったとも思うのですが、世界観は好きな映画です。
原作同様、切なくって、愛おしい物語です。
ファンタジー的設定、奇跡という展開を一切受け付けない!という方にはオススメできません。


そのときは彼によろしくそのときは彼によろしく
市川 拓司

小学館 2007-04-06
売り上げランキング : 500

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


↓6月発売の花梨視点によるサイドストーリー。

プリズム色の場所プリズム色の場所
益子 昌一

小学館 2007-06-07
売り上げランキング : 90814

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

↓最近すぐコミック化されますね…。

そのときは彼によろしくそのときは彼によろしく
市川 拓司 宮園 いづみ

小学館 2007-05-25
売り上げランキング : 71691

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

↓近日発売。サウンドトラック。

そのときは彼によろしくそのときは彼によろしく
サントラ

ERJ 2007-05-30
売り上げランキング : 27840

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

↓もうじき発売、主題歌。

プリズムプリズム
柴咲コウ 市川淳 REO

ユニバーサルJ 2007-05-30
売り上げランキング : 354

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | Comments (7) | TrackBack (7)

映画を観る→『眉山』

公式ページはこちら → 

大島ミチルさんの音楽、素敵でした。

「眉山」 オリジナル・サウンドトラック「眉山」 オリジナル・サウンドトラック
サントラ

ビクターエンタテインメント 2007-05-09
売り上げランキング : 14547

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

すっかり犬童一心監督作品だということを忘れていて、涙乾かぬまま、エンドロールの一番最後に監督の名前が出た瞬間「ヤラレタ!」と思いました。
「ジョゼと虎と魚たち」に続き、ヤラレテしまいました。

入り口で感じたのは、年齢層の高さ!
私のおかーさん、おばーちゃん世代の方が多い。
というか、同世代のひとがいたのかどうかも微妙な勢いでした。
アサイチの部だったから???

正直、あまり期待せずに観に行った。
映画ブログをちょこちょこのぞかせてもらったら、あんまりなのかな~と。
でも、途中から号泣。
『東京タワー』が母と息子の物語なら、こちらは母と娘の物語。
その分、響いてしまったところもあるのかもしれません。
何か、ツボにはまってしまって、抜け出せなくなった感じ(笑)。

江戸っ子の母と、徳島で育ち、現在は東京の旅行代理店に勤める娘。
気の強いところは似ているのですが、似ているだけに娘は母に対して素直にできないところもある。
ある日、娘の元に母が入院したという知らせが。
徳島に帰ると、相変わらずの母親の姿が。
その病院で、小児科医の男性との出会い、そして、ずっと「死んだ」と聞かされてきた父親が実は生きていることを娘は知る…。

「入院した」という電話がかかってくるのは『東京タワー』と同じですね。
先ず、子供である自分自身に連絡がない…ショック、動揺。
離れて暮らしていると、どうしてもこのようになるものなのでしょうか。

松嶋菜々子さんが非常にきれいです。
そして、大沢たかおさんがとってもカッコイイです。
そんな二人を見つめる宮本信子さんのどっしり構えた雰囲気は、素敵でした。
病状が進行していくさなかも周囲のひとに笑顔を与え、気丈に振舞う。

父と母の恋は不倫ではあったけれど、純愛?
決して、不倫肯定ではありませんが。
篠崎さんが綴った手紙には、純愛のキラキラを感じました。
それだけに、ラストの距離を置きながらの再会に涙がこぼれた。
微笑むだけで、お互い悟り、十分だというような。

私が個人的に一番感じるものがあったのは病室で、母が娘の頭を撫でるシーン。
親の前にあっては、子供はどんなに大きくなっても、いつまで経っても”コドモ”なのだと。
歳を取ってしまっても、母の手が細く、しわしわになってしまっても、あの温かみを忘れることはないでしょう。

振り返っていたら、泣けてきた。
犬童監督の映画は思い出し泣きしてしまうのよー、くぅ><
自分の体験とちょっとだぶらせてしまったり…。
基本的に私は親離れしきっていないところがあるので、そのせいかも。

けして、派手ではないし(阿波踊りのシーンは迫力アリ!です)、悲観的な映画でもありません。
思いの外、至って、シンプル。
「お母さんがだーいすきよ」と、娘は言います。
それがすべてです。


眉山眉山
さだ まさし

幻冬舎 2007-04
売り上げランキング : 1909

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


↓オフィシャルブック。

眉山―母なる山-松嶋菜々子眉山―母なる山-松嶋菜々子
seventh avenue

幻冬舎 2007-05
売り上げランキング : 54047

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

蛍 / RUN (初回限定盤)蛍 / RUN (初回限定盤)
レミオロメン 藤巻亮太 小林武史

ビクターエンタテインメント 2007-05-09
売り上げランキング : 270

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | Comments (5) | TrackBack (6)

森博嗣『ZOKU』(光文社)

ZOKUZOKU
森 博嗣

光文社 2006-10-12
売り上げランキング : 50522

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ZOKU(Zionist Organization of Karma Underground:犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体) VS TAI(Technological Abstinence Institute:科学技術禁欲研究所)。
ZOKUの悪行を阻止すべく、立ち上がるはTAI。

痛快無比の物語とあらすじにある。

読んでいて、失笑…。
森さん、これ、書いていて楽しいんやろうなぁとひしひしと感じてしまったのだけれど、どうなのだろう?
真っ黒なジェット機が出て、真っ白な機関車が出て。
犯罪というよりもちょっと迷惑で意地悪な悪戯を度々真剣に話し合いをし、実行し、成功してんだかしてないんだかな業績を残すZOKU。
ZOKUよりは少しオトナで、現実的な考え方をしているTAI。
そのふたつのオトナの集まりによる対決が描かれている本作。
馬鹿馬鹿しいところがこの小説のいいところだと思う。
揖斐と野乃というキャラクターがちょっと犀川先生と萌絵を思い起こさせる感じ。

森博嗣作品をまだ読んだことがないけれど、興味がある、という方にはあまりオススメできません。
森さんのファンなら違う意味で楽しむことができるものの、森作品としては番外編、というくらいの位置付け、私の中では。

何が始まりで、何が終わり。
何が正しくて、何が悪い。
何が面白い??
そういうのにこだわると、この作品は楽しめないかも???

| | Comments (2) | TrackBack (1)

映画を観る→『秒速5センチメートル』

どれほどの速さで生きれば、君にまた会えるのか。

One more time,One more chance 「秒速5センチメートル」Special EditionOne more time,One more chance 「秒速5センチメートル」Special Edition
山崎まさよし 山崎将義 森俊之

ユニバーサルJ 2007-03-03
売り上げランキング : 1380

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


連作短編アニメーション。
中学校入学を前に親の転勤により、離れ離れになってしまった貴樹と明里。
中学生になったある日、明里からの手紙が届き、二人は再び会うことに。

Continue reading "映画を観る→『秒速5センチメートル』"

| | Comments (2) | TrackBack (1)

池田暁子『片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術』(文藝春秋)

いつまでも部屋がもひとつ片付かないので、買ってしまいました。

片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術
池田 暁子

文藝春秋 2007-04
売り上げランキング : 914

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


読み終わってから池田暁子さんのHPを拝見。
TOP画像が虫のイラストだったので、思わず、そのまま”閉じる”をしそうになりました。

整理するための本や片付ける本というのは他にもたくさん出回っておりますが、ふむふむと感じたり、読んだ直後は奮起していても、実際それが反映されるかというと、難しいところ。
でも、本書はほんっとにシンプルな結論。
そして、非常に納得できてしまいます。


Continue reading "池田暁子『片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術』(文藝春秋)"

| | Comments (2) | TrackBack (0)

映画を観る→『東京タワー』

07050813nec_0018


公式ページはこちら→ 

小倉で暮らしていたオカンとボク、そしてオトン。
家を出たオカンはボクを連れて筑豊の実家で暮らし始めた。
そして、中学を卒業したボクは初めてオカンの元を離れ、大分の学校に通うことになり、その後、東京の大学へ行くことになる。
自堕落な日々を送っていたボクは留年しながらもどうにかこうにか大学を卒業し、イラストレーターとして少しずつ仕事をしていく。
そんな中、親戚のおばさんからオカンがガンにかかっているということを聞く…。


本屋大賞にも輝き、とっても売れたこの本。
持っていますが、まだ読んでいません。
スペシャルドラマ(大泉洋さん)、月9ドラマ(速水もこみちさん)も観ていません。
でも、映画、観てきました。

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
リリー・フランキー

扶桑社 2005-06-28
売り上げランキング : 631

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「家族を探して」『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』オフィシャルシネマブック「家族を探して」『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』オフィシャルシネマブック
橋本 麻里 長島 有里枝

扶桑社 2007-03-28
売り上げランキング : 14569

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ザ・シナリオ 東京タワー オカンとボクと、時々、オトンザ・シナリオ 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
松尾 スズキ

扶桑社 2007-03-28
売り上げランキング : 20934

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

Continue reading "映画を観る→『東京タワー』"

| | Comments (5) | TrackBack (2)

丸木伊参『ユナイテッドアローズ-心に響くサービス』(日本経済新聞社)

ユナイテッドアローズ心に響くサービスユナイテッドアローズ心に響くサービス
丸木 伊参

日本経済新聞社出版局 2007-01
売り上げランキング : 7233

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

若いお客様メインのお店中心に売れていて、なおかつ、薦められたので読んでみた。


ユナイテッドアローズの理念、サービスについて述べられている1冊。
販売・接客業をされている方ならタメにはなる本ではないかと。
勿論、全部が全部”正解”ではないだろうし、”真似”をする必要はないけれど(同じ対処ができない…ということもいくつかありそう…)、いかにお客様のことを考えて仕事に取り組もうとしているか、その姿勢には日々の業務に追われて、ゆるんでるのではないか?という気持ちをしゃきっとさせるものがある。

初心を取り戻せ、仕事を慣れでしちゃいけない!と、思う。

UAと本屋ではお客様のタイプ、商品の仕入れ方など、違う点はたくさんあるけれど、お客様のことを少しでも考えた接客をして、気持ち良くお買い物して頂きたい。
その気持ちはおんなじ。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

映画を観る→『ラブソングができるまで』

公式ページはこちら→ 


ヒュー=グラントとドリュー=バリモアが繰り広げるラブコメディ。
80年代を一世風靡した人気バンド”PoP”のボーカルであるアレックス。
そんなある日、スーパースターである歌姫・コーラから依頼を受け、曲を提供することに。
返り咲きの大チャンス!
作詞が大の苦手、曲作りからも長く離れていた彼は大苦戦。
そんなある日、植物の世話をしにアルバイトに来たソフィーが口ずさんだ詞に強い何かを感じる。
作詞はできないと拒否するソフィーをどうにか説得し、歌作りを始める二人。
その歌はコーラに認めてもらえるのか?!

Continue reading "映画を観る→『ラブソングができるまで』"

| | Comments (0) | TrackBack (1)

池谷理香子『微糖ロリポップ』(集英社)

微糖ロリポップ 1 (1)微糖ロリポップ 1 (1)
池谷 理香子

集英社 2007-04-13
売り上げランキング : 60587

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ある日、突然「宝くじで1億円当たった」と両親に告げられる高校2年の円。
驚く円に更に「医者になる!」と宣言する両親。
二人が勉強に打ち込む間、父親の知人である麻木家の離れで一人暮らしをすることになったのだが…。

Continue reading "池谷理香子『微糖ロリポップ』(集英社)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« April 2007 | Main | June 2007 »