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September 2006

映画を観る→『この胸いっぱいの愛を』(DVD)

この胸いっぱいの愛をこの胸いっぱいの愛を
梶尾真治 塩田明彦 伊藤英明

ジェネオン エンタテインメント 2006-04-21
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『黄泉がえり』の原作者、監督が再び組んだ作品。
内容的には近いものがあります。
何が何でも「生きて」いくことを描いています。

過去に戻った四人のエピソードがそれぞれあり、伊藤英明が勿論メインなんですけれど、
何故か私はひょろっと現れたクドカンのちょこっとしたエピソードに号泣を。
スイッチが急に入ってしまい、グスグス泣いてしまいました…自分でも「あ、あれ??」と驚きながら泣きました(笑)
中村勘九郎さんが出てきたことも大きかったし。

苦しくても、辛くても生きていく。
同じ境遇に置かれた時、がむしゃらにあがいて生きることを選択できるひとはどれだけいるんだろう。
見終わった後、少し考えてしまいました。

この胸いっぱいの愛をこの胸いっぱいの愛を
梶尾 真治

小学館 2005-09-06
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あだち充『冒険少年』(小学館)

冒険少年冒険少年
あだち 充

小学館 2006-08
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7つの不思議なストーリー集。
歳を取るのはどういうこと?昔の気持ちを思い出せる?
懐かい感覚をあだちさんの描くお話によって引き起こされる。

現実なんて言葉は知らなかった。
いつでも夢見ていた。
どうして大人は信じてくれないんだろ。
                   (『空色アーチ』より)

現実を知る、と夢を見る、ということは共生できないのかもしれない。
でも、ちっちゃくてもいいから何かを夢見ていたい、とオトナに片足突っ込んだ私は思うのだ。

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にざかな『4ジゲン』(白泉社)

ぶらりと本屋さんに入る。
「うわ、何、このマンガ!何故に6面出し!??」
どっかで見たな、この絵…と帯をじろじろ見たら『B.B.joker』
の作家さんの新作だとか。
借りて読んだことある…ふ~ん…。
お休みは風邪のため、寝て過ごす気満々やったので、本をお供にしたい。
本日の衝動買いはこちらに決定!


4ジゲン 1 (1)4ジゲン 1 (1)
にざかな

白泉社 2006-09-05
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舞台は定時制高校。どのキャラクターが主軸なのか!なども基本的に未定のようだ。
とにかく何でもあり。
私のだいっ嫌いな虫たちもふいに出てくるし、食事中はちょっと…な描写もちょこんとあったりする。

もともと、そんなに私の好きなジャンルではないなぁ…と、ふと昔を思い出す。
でも、前作はもうちょっと「プッ」と楽しめた気がする。
無茶苦茶なところだけは前も今回も感じるんだけれど、ギャグマンガなのに、あんまり笑えなかった。
もともと私には分からないギャグセンスやったんかも??
ちょっと微妙。

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細川貂々『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎)

この本が出て少し経った時に私の勤める書店の支店で「売れているらしい」と噂が。
確かに、客注(お客様のご注文)にも最近いくつか入っているではないか。
その時は書店員として慌てて仕入れつつ、個人的には「へぇ~売れてるんだ…」とぼんやりと考えた程度。
細川貂々さんのコミック自体はコミック雑誌で拝見したことはあり、「あのひとがこういう本を」とちょっとびっくりしつつもあんまり感心が湧いてこなかったという。
アマノジャクな私は時期がズレて今頃読むことになりましたとさ。

ツレがうつになりまして。ツレがうつになりまして。
細川 貂々

幻冬舎 2006-03
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ツレ(旦那様)とイグアナ(人間ではないけれど、息子同然)と暮らす日々。
バリバリ働く旦那様。
しかし、ある日、いきなりツレが「死にたい…」と呟いた。
一体何で?どうして??どうしたの???どうしたらいいの????

明るくて元気でタフに見えるひとでも、けして油断ならないのだな、と思う。
普段から「ぷち鬱や…」なんて言っているひとの方が意外と精神的に丈夫なのかもしれない。
しかし、やはり働き過ぎは気をつけないといかんですね。


ツレが鬱にかかり、支える妻。
その苦労はきっと、可愛いイラストで描かれたこのコミックには描かれていない諸々があったのではないかと思う。
でも、あくまで奥さんの貂々さんはひたむきに健気に、朗らかにツレさんと暮らしている。
その理由は作中にもある通り、
ツレ:「自分は必要とされているのだろうか?」
貂々さん:「だから私が必要としてるって!!」
どうしていいか分からなくても、いっしょにいるというのは、つまり、そういうことですよね。

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横溝正史『犬神家の一族』(角川書店)

犬神家の一族犬神家の一族
横溝 正史

角川書店 1972-06
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ある日、探偵の金田一耕助のもとに法律事務所の若林豊一郎から一通の文が届く。
信州財界一の巨頭、犬神佐兵衛の一族の間になにやら恐ろしい争いが起こるという。
佐兵衛が亡くなり、遺言状がまだ公開されていないことなど、好奇心を煽られた金田一は犬神家の在る那須市へと向かうのだが…。


映画化ですね。  TOPページに少しびっくり。小心者さんはそうっと見ましょう(笑)  →公式ページ
ちょっと気になる~ので、文庫を読むことに。
映像化などで注目される作品はお店でばばんと展開。
お客様が「おや」と思われるように書店員も「おや」と思うのです。
私はミーハー度高いですけれど。

横溝正史さんの「金田一耕助シリーズ」はリアルタイムで読んでいない、映像化されたものを見ていない者であってもその名前は見聞きしたことがある方がほとんどではないでしょうか。
「金田一少年」(講談社コミック)のヒットもあって、「金田一」の名称は世代を超えて大きく広まったでしょうし。
私も多分、「金田一少年」から「金田一耕助」を知ったクチ。

読み終わって、面白い、と素直に感じました。
古い作品なんだけれど、けして色褪せていない感覚があります。
探偵・金田一耕助も登場人物たちも魅力的、魅惑的。
最初からラストまでが劇的です。

またシリーズに手を出してしまった、それも面白かった。
…他のも読まなきゃー!

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松樹剛史『ジョッキー』(集英社)

ジョッキージョッキー
松樹 剛史

集英社 2005-01
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フリーの中堅騎手・八弥は騎乗依頼がないと、生計をたてることも難しい状態。
そんな中、注目の新馬に乗る機会がやってきて…。

宮部みゆき氏、絶賛!
「個性豊かで、愛すべき登場人馬たち。すっかり作者の術中にはまってしまいました。」

宮部さんが絶賛!期待。

結論。
競馬に知識のないひとでも十分楽しめる内容。
それでいて、細々とした背景描写もあり、面白い。
何か、物足りない、何だろう。
もう一押し、何かが欲しいかも。

ただ、けっこう後から後からたくさんのひと、馬が出てくる中、それぞれに個性を割り振り、混乱しないところはすごいと思う。
ちょっとしたエピソードが本編にいくつか盛り込まれており、それを通して主人公の性格や考えが露呈していくのだが、小さな合いの手がなかなかいいスパイスになっています。

主人公の人間臭さ、競馬という勝負の世界の裏側。
ああ、青春小説。


”競馬”というものに関係する小説を初めて読みました。
解説にて藤代三郎氏が”競馬”小説をいくつか紹介されているので、気になる方はチェック。
このたくさんの作品を挙げた上で藤代氏は「私の読みたかった競馬小説がここにある」と『ジョッキー』の解説をされています。

海渡英祐『無印の本命』
佐野洋『蹄の殺意』、『牧場に消える』、『禁じられた手綱』、『直線大外強襲』
三好徹『円形の賭け』
阿部牧郎『菊花賞を撃て』、『天皇賞への走路』
石川喬司『走れホース紳士』、『競馬聖書』、『ホース紳士奮戦す』
塩崎利雄『極道記者』
油来亀造『グランプリで会おう』、『春が来た!』
石月正広『競馬狂ブルース』
新橋遊吉『八百長』→直木賞受賞
岡嶋二人『焦茶色のパステル』→江戸川乱歩賞受賞
宮本輝『優駿』→吉川英治賞受賞、「競馬小説の傑作」と述べられています

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田辺イエロウ『結界師』(小学館)

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おもしろーい!!
バイトの子が以前薦めてくれたので、アニメ化にあたって購入してみました。
2006年9月3日時点で~12巻。
早く続き読みたいです。

結界師 (1)結界師 (1)
田辺 イエロウ

小学館 2004-02-18
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400年続く結界師・正統継承者として生まれた少年・良守。
妖を呼び寄せ、力を与える烏森の土地。
大切なひとびとを守るため、良守は同じく結界師として力を持つ幼なじみの時音とともに妖と戦う。

良守の戦う理由は至ってシンプル。
幼い頃から結界師として務め、戦闘の際に自分を庇い歳月を重ねても痕の残る傷を負った時音を守るため。
-もう誰も傷つくところを見たくない-
とても純粋な主人公だと思います。
見栄をはらない、恥を欠くことを恐れない。
少年漫画はこうあってほしい!という気持ちに応えてくれる感じ。
熱くて、じんときて。のめりこんで読み込める。

最近の漫画というものはイイモン(主人公側)だろうが戦闘中に死んでしまうことが有り得てしまうので、ハラハラ。
死なないで~と念力送った矢先で衝撃!ということがありますので、ここから先一体どうなるのか13巻以降に緊張。
…のめりこみ過ぎですね、ハイ^^;

何故か時々ゆうきまさみさんの絵を思い起こしてしまう…何でやろう??
全然ベツモノではあるんやけれど、ちょっっと似てるのかな、タッチが。

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