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上原隆『友がみな我よりえらく見える日は』(幻冬舎)

何度失敗しようが、何度挫折しようが、こうありたいという思いを持ち続けることはできる。(「うつ病」より)

友がみな我よりえらく見える日は友がみな我よりえらく見える日は
上原 隆

幻冬舎 1999-12
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多分、この文庫本が出てまだ間もない頃。
いつも通る本屋さん、ふと目に付いた本屋さん、いくつかの書店にこの文庫がずらりと並べられていた。
ミーハーなので、すぐ私は手に取る「何?ナニ??」って。
でも、何故か買わず。
月日は流れ、およそ5年、私はこの本を遂に読む。

ジャンルはノンフィクション。
ボブ・グリーンタッチのルポ。
ぼぶぐりーんとは何ぞや??
アメリカのコラムニスト…などなど、ちょっと調べてみたり。

普段、私はノンフィクションを読むと、色んな意味で考え込んでしまうので、あんまり好きではない。
明るいイメージもなかったりする。
ノンフィクションというと、歴史に残るような事件を取り上げたものだとかが浮かぶけれども、14章から成るこの本の中に出てくる人々はけして新聞に載ってしまうような事件の中心にいたり、誰もが驚きを得てしまうような人生を送っている…というわけではない。
基本的には周りにいてもおかしくない境遇のひとびとだ。
だけれど、みながみな当人たちなりに劇的な日々を送っている。
毎日考えて、悩んで、時には笑って、時には泣いて、生きている。
そういったことがどの章にも顕著に浮き出ていて、何だかほっとしてしまう。
そして、強張らない程度にちょっと気が引き締まる。
自分の毎日が大切で愛おしくなるような、少し切なくもあるような。
不思議な読み心地。

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