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May 2006

鴨居まさね『家出のじかん』(集英社)

家出のじかん家出のじかん
鴨居 まさね

集英社 2006-05
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少女漫画家・鴨居まさねさんによるエッセイコミック。
鴨居さんが興味をくすぐられたひとたちにインタビュー?してゆく流れ。
前に雑誌のコメントでも読んでいましたが、『雲の上のキスケさん』のキスケさんと同じ日光アレルギーの鴨居さんはあんまり外出が得意ではなかった様子。
そんな鴨居さんが一生懸命自分で調べて、自分でアポを取って各地歩き回るのはきっと大変やったろうなぁと思いながら読む。

んーと、感想としましては巻末のオビ会議での最相葉月さん(『絶対音感』)のコメント
「鴨居まさねが何を面白がってるのかを読む本」
コレ、ズバリです(笑)
確かに通常取材もののエッセイを読むと、「あー面白そう!!」と興味をそそられちゃうのですが、鴨居さんのこの本は”鴨居まさね”を知るための本、という感覚です。
視点がそういうつくりなの。
「これ、いいよ!」っていうより「これ、面白かった!」というか。
ただ、同じくオビ会議にて金城一紀さん(『GO』)
「姉やんが方向オンチのくせにあれだけ頑張って取材したのを読むと一回も行ったことないディズニーラ○ドへ初めて行ってみようかと思いましたもん」
とおっしゃられていた通り、冒険心、チャレンジ精神、興味をもつということ自体がそそられます。

うちも陶芸教室、そろそろ行ってみたい!

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映画を観る→『明日の記憶』

『明日の記憶』をママさんといっしょに観て来ました。

明日の記憶明日の記憶
荻原 浩

光文社 2004-10-20
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荻原浩さんの原作は昨年の本屋大賞にもノミネートされたほどの話題作。
私は新潮文庫の『コールドゲーム』を読み(ぽっぽの読書感想はこちら)、文章がけっこう好みではあったのですが、『明日の記憶』は未読。

ある日、アルツハイマーを宣告された夫、支える妻。
現実的なようで、身近ではないような状況。
渡辺謙さんと樋口可南子さんの熱演が迫力をもって、アルツハイマーという病の恐怖、不安を通して、ひととひとが支えあっていくこと、働くこと、生きていくことを伝えてくれています。

全体を通して、良い映画だと思いました。
号泣。
病を宣告されるところ。部下のみなが主人公を見送るところ。
音楽の大島ミチルさんもすきで。
あとは好みか好みでないかの問題かな、と。

大切なひとが自分のことを忘れてしまうなんて、それは時として死なれてしまうことよりも辛いのかもしれない。

とんねるずの憲さんが人柄のいい陶芸教室の講師、そして、病というものをきっかけに少し闇が挿してしまう人間をうまーく演じられていました。
うちは憲さんがすきなので、彼の演じた人物がしたズルイやり口とは別にちょっと胸がちくっとしましたが…。

そして、物語の冒頭でミッチーが渡辺謙に行っていた記憶力チェックみたいなものがあったのですが、けっこう危なかった、私の記憶。
さくら、電車、猫。
ジャンルばらっばらで覚えにくいよー><

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川原泉『笑う大天使(ミカエル)』(白泉社)

この作品を読むまでの道のり。

つじあやのさんのブログを読む。
「映画の主題歌かぁ、『笑う大天使』??どんなんやろう…」

映画の公式ページを拝見。
「あ~、上野樹理ちゃんや、予告編は~と」

 ・ 
 ・
 ・

なんじゃ、こりゃ。
めっっちゃコメディ??えー原作あんの??川原泉…あー、有名なひと(本当にとても有名な漫画家さん)やっていうんは知ってる…でも、古い少女漫画やから読み難いかも…。

すごく、すごく偏見持ちの私。

前言撤回。

めちゃくちゃ面白いです。

笑う大天使(ミカエル) (第1巻)笑う大天使(ミカエル) (第1巻)
川原 泉

白泉社 1996-09
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聖ミカエル学園。由緒正しき、まごう事なきお嬢さまのための学校といえる場所。
そんな学校に3人の庶民が通っていた。
普段は猫をひっかぶり、お嬢さまを演じていた彼女たちであったが、ある出来事をきっかけにお互いが庶民であることを知り…。

最初の設定自体はまぁ、理解できる範囲だな、と思うんです。
ほんとは庶民の子がおじょーさま学校へ。

ただ、その後の展開がまさしく奇想天外(笑)
えっ、えっ、そんなのアリ??
文庫本2冊の間にそんなつっこみが幾度か入る。
アリなんです。そういう強気の姿勢が見える流れ。
マンガはそれくらいの勢いがあってこそですよね。フィクションなんやから何でもアリなのだ。
でも、無茶苦茶派手なぶっ飛びではないのに、このインパクトは何でしょう。

ぽっぽはいたくお気に入りとなりました。
他のも読みたいっ!

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竹内佐千子『honey&honey』(メディアファクトリー)

honey & honeyhoney & honey
竹内 佐千子

メディアファクトリ- 2006-04-07
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著者のサチコさんのホームページ


サチコとマサコはふたりとも女の子、そして恋人同士。
ダ・ヴィンチコミックエッセイプチ大賞受賞作品。

自分の知らない世界についての本っていうのはなかなか面白いです。
オンナノコだけどオンナノコがすきなひとたち=レズビアンのひとりであるサチコさんによるコミックエッセイですが、色々大変なんでは…という懸念を払拭するかのように終始明るく楽しくビアンの世界についてふれてあります。
私は今のところオンナノコをすきになったことはなく、想像もつかないですが、とても楽しく読ませてもらいました。
けっこう笑えちゃう面白話などもあり、新宿二丁目に行きたくなったり(笑)
オンナノコ同士だったら確かにそういうとこでケンカしちゃったりするかも…と何となくだけれど理解できるところも。
作中に出てくるカイくんがなかなかオトコマエで素敵です☆

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