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山田悠介『リアル鬼ごっこ(改訂版)』幻冬舎

リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)
山田 悠介

幻冬舎 2004-04
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デビュー作が自費出版で有名な文芸社から発行、20万部を超えた小説。
あ、私と同い年!?
そんなことを考えながら読み始めました。
雑誌でこのひとの本が紹介される度、すっごく読んでみたかったんです。
ホラーだし、ハードカバーだから高い・・・とためらっていたのですが、これは初の文庫版。
ついつい買ってしまいました。

先ず、電車の中で70Pほど、読みました。
ん??今左手にたくさんの荷物を抱えて、ぐったりしながら読んでいるせい??
何だかすっごく読みにくい、この本。

ちょっと文章のつくりが稚拙かも・・・。
*注意*あくまで一読者のワガママな意見。

後で横里隆さん(『ダ・ヴィンチ』編集長らしい)による解説を読むと、この本の原本にあたるものがこの山田さんによる初めての小説であり、それまで彼は本をほぼ読んだこともなかったとのこと。
へぇ~・・・(納得?)。

ストーリーは、とある王国の王様のワガママにより、約500万人もの「佐藤さん」虐殺が始まってしまうという。。
王様って聞くと、何だか横文字の名前っぽいけど、「佐藤」さんなんだ・・・。
「佐藤さん」といえば、日本で一番多いとされる名字の方々だったような。
そのことを知った時は「いいなぁ、佐藤さん・・・」なんて言っていた私ですが、非常に失礼ながらこの小説を読むと、「佐藤さん」になることが怖くなってしまいました。

主人公の佐藤翼は自分の妹を守るという志を抱え、追いかけてくる「鬼」から必死に逃げます。
私の名字が「佐藤」ならば、きっと「死への恐怖」で体が崩れるまで走ります。
私の名字が「佐藤」でなければ、きっと「佐藤じゃなくてよかった」とおおっぴらでこそないけれど、思ってしまうでしょう。
何で「佐藤」だったら殺されなきゃいけないのか絶っっ対納得いかないもん。

半分のページを消費したあたりから少しずつスピードが上がり(もしかして改訂版だから??)、結局夜だけで読みきってしまいました。
早寝の夢はついえてしまいましたが、まぁ、オッケーです。
他のこのひとの小説は全部ホラーみたいなので、ちょっと手が伸びるか怪しいですが、アイディアある作家さんだとは思っています。
二作目は同等かそれ以上のアイディアで書かれたでしょうし、文章力も・・・何だか将来が楽しみだなと思わせてくれる作家さんです。


↓文庫が出てもまだ売れている単行本。

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↓コミック版。

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